こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
「年収アップを狙える」「キャリアアップができる」など、転職には様々なメリットがありますが、どのような会社を選ぶかによってその後の人生は大きく左右されます。
転職は必ずしも成功するとは限らないため、様々な要素を加味した上で慎重に選ばなければいけません。
この記事では転職先を選ぶ際の落とし穴や、失敗しないための選び方についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
■会社名やイメージだけで決めると後悔する可能性がある
働き方の多様化に伴い転職希望者が増加している今、転職活動に苦戦している人もいるようです。
転職先を選ぶ際は、どのような基準で選ぶのが望ましいのでしょうか?
「今よりも良い会社で働きたい」と考える方にありがちなのが、会社名やブランド名だけで転職先を選んでしまうことです。
実際、これまでの転職市場では当たり前とされてきた選び方でした。
会社名やブランド名で決めるのは、大手企業に勤めていることがモチベーションとなったり、将来性があることが安心材料になったりすることが主な理由です。
しかし、会社名やブランド名で転職先を選んだ場合、「大手企業かどうか」「有名かどうか」と他人軸で判断してしまうことになるため、本当に自分がしたい仕事に就けない可能性があります。
他人からの評価ばかり気にしていると、入社後「こんなはずじゃなかった…」と後悔するかもしれません。
転職先を選ぶ際は、世間体のほかに待遇面を見て判断する人もいます。
実際、給料の良さに惹かれて転職先を決める人もいるようですが、目先の待遇にだけこだわった結果、劣悪な環境での労働を強いられたり、スキルが身に付くような仕事ができなかったりと、転職先選びに失敗してしまうことがあります。
高収入でも何もスキルが身に付いていないため、次の転職先を選ぶ際に不利になる可能性も高いです。
会社名やブランド名で選んでも自分にマッチせず、転職を余儀なくされる人もいます。
転職先を選ぶ上で最も重要なのは、自分に合っているかどうか、働き続けられるかどうかを判断することです。
■転職先はカルチャーフィットで選ぶのがおすすめ!
転職で失敗したくないのであればカルチャーフィットで選ぶのがおすすめです。
ここでは、カルチャーフィットの特徴や注目されるようになった背景、具体的な活用例についてご紹介します。
・カルチャーフィットとは?
カルチャーフィットとは、「Culture(文化)」と「Fit(適合)」という言葉からなる造語であり、ビジネスシーンでは「企業文化への適応性」という意味で用いられています。
カルチャーフィットを活用することによって、自身の価値観が企業理念やミッション、ビジョン、行動指針など、組織として共有したい企業の価値観とマッチしているかどうかを判断できます。
・カルチャーフィットが注目されるようになった背景
転職活動や採用活動においてカルチャーフィットが注目されるようになった背景には、人材不足やコミュニケーション不足があります。
近年、早期退職率が高まっており、あらゆる業界で人材不足が大きな課題となっています。
入社から3年以内に退職する人も増加しており、その中には企業とのミスマッチが原因で退職する人もいるようです。
そこでカルチャーフィットを実施することによって、入社後のミスマッチをなくし、早期退職を防げるようにするのです。
また、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及したことにより、コミュニケーション不足も課題となっています。
オフィスに出社せず在宅で仕事を行うため、企業の文化に触れる機会が少なくなっているようです。
価値観のズレをなくすため、あらかじめ採用時にカルチャーフィットを実施し、適応性を判断しています。
■転職先を選ぶ際に押さえておきたいポイント
実際に転職先を選ぶ際にはどのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか?
ここでは、必ず押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
・定性調査を行う
定性調査とは、数字やデータ、言葉、行動などで表すことのできない情報を得るための調査です。
会社概要や事業内容などは、ホームページ・パンフレット、会社説明会などで得られる情報ですが、社内の雰囲気や社員の特徴などの情報は得られません。
社内の定性調査は実際に自ら会社まで足を運び、社員にインタビューしたり、行動を観察したりする必要があります。
よりリアルな情報を事前に得ておくことによって、入社後のミスマッチを防げるようになります。
自分の価値観と企業の文化がマッチしていれば長期的に働ける可能性が高くなるはずです。
最近では、企業の採用動画を配信しているプラットフォームもあるため、転職活動をしている人はぜひ活用してみてください。
・自身が持つスキルとの接点
入社後、活躍できるよう自身が持つスキルと仕事内容がマッチしているかどうかチェックしておくことが大切です。
ここでも、実際に現場で働く社員の声を聞いておくと参考になります。
マッチしていない場合、仕事にやりがいを見出せない可能性があるため注意してください。
・事業の安定性
有名な企業だからと言って必ずしも事業が安定しているとは限りません。
中には経営状況が悪化している企業や、事業拡大のための借入金が膨れ上がっている企業などもあるため、転職先を選ぶ際には事業の安定性についてもしっかりと確認しておきましょう。
安定性を判断する場合、営業利益や売上の推移、総資産利益率、株主資本利益率、主要取引先、福利厚生などをチェックしておくのが望ましいです。
今回は、転職先の選び方にフォーカスを当ててご紹介しました。
他人からの評価を気にして会社名やブランド名で転職先を選んでしまう人も多いですが、転職先は自分軸で選ぶようにすることが大切です。
また、有名企業であっても将来安泰が保証されるわけではないことを念頭に置いておきましょう。
入社後のミスマッチを防ぎ長期的に働ける会社を選びたいのであれば、ぜひヴェルサスにご相談ください。
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