こんにちは！ヴェルサスのブログ担当です。
転職をする際、次はどんな企業にしようか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現在注目を集めている「スタートアップ」企業について詳しく解説していきます。
スタートアップとはどういう意味なのか、ベンチャーとの違いやメリットなども説明していますので、企業選びの参考にしてください。
■スタートアップ転職のスタートアップってどういう意味？
「スタートアップ」は、近年注目を集めており、メディアでも紹介されることが増えたため、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
「スタートアップ」は日本語に訳すと「行動開始」という意味合いを持ち、スタートアップ企業は、他の人が思い浮かばないようなアイディアで市場を開拓、そして短期間で急成長する企業のことを指します。
スタートアップは、まだ創業したてで事業規模も小さいと思われがちですが、それは違います。
最初から革新的なビジネスモデルを展開し、新たなビジネス市場を切り開く企業をスタートアップ企業と言います。
ちなみに、スタートアップ企業という言葉は、アメリカのIT激戦地とも言われるシリコンバレーが発祥です。
■ベンチャーとの違いは何？
新しいサービスで市場を切り開くスタートアップ企業ですが、日本ではベンチャー企業と混同されることも少なくありません。
ベンチャー企業とは、大企業ではなかなか実行が難しいような経営や判断をしながら、新しい技術や知識で革新的なビジネスを繰り広げるのが特徴です。
設立してまだ日が浅い企業やスモールビジネスを展開している企業、社員数が少ない企業などを指していることもあるように、非常に幅広い意味合いとして使われています。
一方、スタートアップ企業は、モノやサービス、仕組みやビジネスモデルなどに新たな考え方や技術を取り入れ、新しい価値を意味することによって短期間で目覚ましい成長を遂げる企業です。
ベンチャー企業との明確な違いは、圧倒的な成長率を誇るビジネスモデルを展開しているかどうかという点です。
つまり、まだ創業したてであることや企業規模が小さいという点だけでは、スタートアップ企業であるとは言えないのです。
■スタートアップ転職のメリットと注意点を詳しく解説！
新しい技術や知識で急成長する企業というと、企業としては非常に魅力的に感じます。
とはいえ、働く場合のメリットはなんなのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではスタートアップ転職のメリットと注意点について解説していきます。
【メリット】
・経営者との距離が近い
スタートアップ企業の場合、他の企業に比べて社員と経営者の距離が近いのが特徴です。
そのため、働いている中で、経営者に対し自分の意見を伝えることも可能です。
さらに、一社員の裁量や権限も大きいため、仕事にやりがいを感じたい、責任のある仕事をしたいと言う方におすすめです。
・スピード感がある
少数精鋭の企業の場合、人数が少ないからこそ、経営や事業に関する部分を決定するまでのスピードが大企業などに比べて非常にスムーズです。
大企業の場合、一つの事柄を決定するにも、いくつもの部署を通して承認を得る必要があります。
そのため、早急に対応するのが難しいことも少なくありませんでした。
しかし、スタートアップ企業は意思決定までのスピードが非常に早いため、日夜変わる市場にも柔軟に対応できます。
・余計なしがらみが少ない
スタートアップ企業には、企業にありがちな昇進するための暗黙の了解や派閥といった余計なしがらみが少ないのも特徴の一つです。
これまでの慣習ややり方に縛られることもないため、新しい制度や仕組みの導入にも柔軟に対応することが可能です。
【注意点】
・責任が重くなりがち
経営者との距離が近い、個人の裁量が大きいなどやりがいを感じられる一方で、社員の責任が重くなりやすい傾向にあります。
自分の行動や言動が会社の今後に大きく影響を与えることもあるため、スタートアップ企業で働く際は、責任を持って働く覚悟が必要です。
・待遇が良いとは限らない
まだ創業したてのスタートアップ企業の場合、大手企業のように給与や福利厚生などが充実していないことも多いです。
社員の待遇を良くするにはある程度の利益が必要です。
しかし、まだ経営が軌道に乗っていなければ、給与や福利厚生など社員の待遇まで整えるのは難しいからです。
そのため、企業を選ぶ際に給与や福利厚生を重視する人には、スタートアップは向いていないかもしれません。
・廃業率が高い
スタートアップ企業に限ったことではないものの、中小企業のように小規模な会社は競争が激しいため、生き残るのも難しいのが現状です。
ずっと安定している保証はないため、転職をしてもまた転職をしなければならない可能性もあります。
■優良スタートアップ企業はどう見極める？
軌道に乗れず苦心するスタートアップもあれば、急成長を遂げるスタートもあります。
転職する際は、今後も生き残れる企業なのかしっかり見極めることが大切です。
ここでは、優良企業を見極めるポイントを紹介します。
・掲げているビジョンは現実味があるか
スタートアップ企業は、大きな目標を掲げているところも多いです。
とはいえ、それが本当に実現可能なものなのか、確認することが大切です。
事業計画や資金調達に無理はないか、市場にとって魅力的なのかに加えて、実現するために具体的な行動をしているのかチェックしてみてください。
どんなに理想的なビジョンだとしても、実現できなければ意味はないのです。
・経営者の能力は十分か
少人数のスタートアップ企業の場合、経営者や経営に関わっているメンバーの能力はもちろんですが、人として信頼できる人物かどうかも非常に重要です。
生き残りをかけた激しい競争を乗り切れるか判断するためにも、経営者を含む上層部の能力やスキルを見極めましょう。
ホームページや著書があれば、それらを参考にするのもおすすめです。
ここまで、スタートアップ企業について詳しく解説してきました。
転職を検討する理由が「もっと責任ある仕事をしたい」「仕事にやりがいを感じたい」といった場合には、経営者との距離も近く、個人の裁量や権限で働くことのできるスタートアップ企業を候補に入れてみるのも良いでしょう。
ただし、今回紹介したように、スタートアップ企業には「責任が重くなりがち」「待遇が良いとは限らない」といった注意点も存在します。
転職する際は、自分にとっての優先順位をはっきりさせることが大切です。
ヴェルサスでは、幅広い職種や業種のお仕事を紹介しています。
どのような企業を選べば良いのか悩んでいる方は、ぜひお気軽にヴェルサスまでご相談ください。
