こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
みなさんは、転職回数が多い人に対してどのような印象を抱きますか?
忍耐力がなさそうなどのイメージがあり、ネガティブに見えてしまうという人も多いでしょう。
確かに、転職ジプシーのようになってしまうのは問題です。
しかし中には、年収アップなど前向きな理由で転職を考える人もいます。
今回は、転職する回数によって年収は変動するのかという疑問に答えていきます。
■2回以上転職している人の年収への影響
転職の回数と年収にはどのような関係があるのか気になる人も多いでしょう。
そのため、まずは2回以上転職している人の年収への影響から見ていきます。
厚生労働省がまとめた「職業生涯を通じたキャリア形成」によると、30代~50代の男性は2回以上転職した経験がある人は3割ほどとなっています。
一方で女性の場合は、1回も転職していない人の方が少ない割合になっているのです。
2回以上転職をした経験がある人の年収は、500万円未満が多く見られます。
中には、年収1,500万円を超える層もそこまで多くありませんが、2回以上転職をしている人はいます。
転職の目的は年収が低い人は、年収アップが最も多いです。
転職先の条件によっては、大幅に年収アップを見込める可能性もあるからです。
しかし、厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果」によると、転職によって年収が上がったのは34.9%という低い数字になっています。
反対に年収が下がってしまった人は35.9%です。
このことから、年収アップを望んで転職をしたとしても、結果が伴わない可能性が高いといえるでしょう。
■経験社数関係なく年収アップさせる方法
転職をすれば年収がアップする場合もありますが、逆に下がってしまう場合もあります。
続いては、経験社数関係なく年収アップさせる方法についてみていきましょう。
・評価制度やインセンティブを駆使する
今まで働いていた会社が年功型を採用していた場合、実力・実績評価型の会社に転職することで大幅に年収が上がる可能性があります。
評価の仕方が根本的に変わるからです。
実績に対してインセンティブがある会社に転職できれば、頑張って成果を上げれば上げるだけ自分にとって嬉しい結果が返ってきます。
ただし、実績をコンスタントに出し続けなければ安定収入を得られない可能性もあるので注意しなければいけません。
このことから、年功型もしくは実力・実績評価型のいずれかに偏っている会社は避けた方が良いと言えます。
あらかじめ、どのような評価をしているのか確認しておくようにしましょう。
・大手企業への転職が年収アップにつながるとは言い切れない
年収を高めるためには大手企業への就職を理想的だと考える人は少なくありません。
確かに大手企業は給与が高そうなイメージですが、給与規定で初年度の年収が決まっている場合があります。
一方で中小企業の場合は、社員1人が会社に与える影響が大きいこともあり、活躍できそうな人材には高めに給与を支給するケースがあります。
これまでに培ってきたスキルなどを活かせる中小企業やベンチャー企業に就職した方が年収アップにつながる可能性があるということです。
最初は給与水準がそこまで高くなかったとしても、ポストが空いているケースも多いです。
そのような場合、数年後にポストに就くことができて年収が格段にアップすることも考えられます。
・福利厚生や諸手当で実質的な年収アップを見込める場合も
給与として支給されるわけではありませんが、福利厚生や諸手当が充実している会社に転職できれば、実質的な年収アップを見込めます。
例えば、毎月3万円ずつ家賃補助が出る会社であれば、1年間で36万円を受け取っているのと同じような意味になります。
他にも様々な手当を支給している会社があるので、どのような手当てがあるか、福利厚生はどうなっているか、といった点も確認しておきましょう。
・経営状況を確認して転職先を考える
経営状況をチェックする指標となるのは賞与額です。
業績が良い会社は、賞与を多く支給しているケースが多く見られます。
しかし賞与額は、あくまでも短期的な業績を示すものなので、それだけで転職先を決めてしまうのは得策ではありません。
会社の状況を把握するためには、事業や業績の成長性、社員への還元方法なども含めて確認すべきだと言えます。
・あなたを採用するメリットをしっかりと伝える
年収アップを目指して転職活動を行っても、会社側が希望する年収で採用したいと思わなければ成功には結び付きません。
そこで重要になるのは、あなたが持っているキャリアや経験はどのようなものか、転職先ではどのように活かせるか、といった点です。
年収の相場などとあわせてあなたの魅力を伝えられれば、転職で年収アップを期待できる可能性が高まります。
■経験社数が多い人は転職計画を慎重に
転職回数が多くて多くの会社を経験している人は、書類選考で落とされてしまうケースが多くなっています。
経歴がいくら素晴らしくても、転職回数が多い=採用してもすぐに辞めてしまうのではないか、という懸念を抱かれてしまうからです。
そのため、計画性のない転職をすると無職の期間が長くなってしまう可能性が高いと考えられます。
そのような事態に陥ることを防ぐためには、転職計画を慎重に考える必要があります。
もちろん、転職回数が多ければ転職活動が上手くいかないと100%結び付けることはできません。
しかし、そうでない人と比べると失敗する可能性が高いため、より計画的に考えなければいけないのは確かだといえるでしょう。
また、明確に意図を考えておかないと年収アップではなくダウンしてしまうことも考えられます。
転職する本当の目的は何か、どこにゴールを設けるか、などを明確にしておくことが重要です。
転職回数が多くなると、転職活動自体が厳しい状況になってしまいます。
年収アップを目指して次々と転職をするケースもありますが、場合によっては年収が下がってしまう恐れもあるでしょう。
年収アップのために転職をしたいなら、計画的に転職活動を行うようにしましょう。
転職活動が多くて転職先を見つけるのが難しいのではないかと不安に感じている人は、ぜひヴェルサスをご利用ください。
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