こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
みなさんは、出戻り転職という言葉を聞いたことはありますか?
この記事をよんでいる人の中には、実際に経験があるという人もいるかもしれません。
今回は、出戻り転職とはどのようなものか、どのようなメリット・デメリットがあるのか、成功しやすいのはどのような人か、といった点について解説していきます。
■出戻り転職とは?
出戻り転職は、〇社を退職して△社に入社したけれど、転職を後悔して〇社に再就職することを意味します。
ドラマなどの世界では良く見かけますが、現実の世界でもそれが可能なのか疑問に感じる人もいるでしょう。
確かにハードルは高そうに見えるのですが、実際に成功させている人も多いです。
そんな出戻り転職は、3つのパターンに分けられます。
1つ目は、上司や同僚などから推薦されるパターンです。
退職してからも元職場の人と連絡を取っていて、戻りたいことを伝えると推薦してもらえる可能性があります。
そして会社側から、「戻ってこないか」と打診されるケースです。
2つ目は、経営陣など会社のトップから打診されるパターンです。
成果を上げていた場合は、経営陣などトップから「戻ってきてほしい」と言われる場合もあります。
このケースは、戻ってからの立場がしっかりと確保されているケースが多いと考えられます。
3つ目は、自分自身で求人に応募するパターンです。
上記2つのパターンよりも成功の可能性は低くなってしまいますが、元々働いていた会社の求人を探し、再応募して成功させる人もいます。
■メリット・デメリット
出戻り転職をすると慣れた職場で仕事ができるので、メリットが大きいと考えられます。
しかし、メリットだけではなくデメリットもあるので、両方とも知っておくことが大切です。
では、どのようなメリット・デメリットがあるのかみていきましょう。
【メリット】
・ミスマッチになりにくい
以前にも働いていた経験があるのでミスマッチになるリスクを回避できます。
仕事の流れや職場の雰囲気などを理解しているため、人間関係などで悩みにくくなります。
転職してから「思っていた職場と違う」と感じるリスクを軽減できるのは、大きなメリットです。
・転職活動を早く終わらせられる
転職活動は、採用までのフローが長くなってしまうケースもあります。
しかし、出戻り転職なら採用が決まるまでの期間が短くなりやすいです。
また、採用試験を免除してもらえるケースもあるので転職活動を早く終わらせられるというメリットを享受できます。
・即戦力になれる
出戻り転職の場合は、その人の能力や人柄を会社側も理解しています。
即戦力として活躍できる人材でもあるため、歓迎されやすいという点もメリットの1つです。
人手不足で困っている会社なら、より歓迎してもらえるでしょう。
【デメリット】
・厳しい評価をされやすくなる
以前よりも厳しい評価をされやすくなるケースも珍しくありません。
経験があるため、「このくらいならできて当たり前だろう」と思われてしまうからです。
仕事がうまくいけば「経験があるんだから当たり前だよね」と言われ、失敗をすると「経験者なのにこんなこともできないの?」と責められてしまう可能性もあります。
周りからの声がきつく感じ、メンタルのバランスが崩れてしまう恐れがあるのはデメリットです。
・退職や転職を言い出しにくくなる
出戻り転職をした場合、退職や転職を言い出しにくくなるというデメリットを感じる場合もあります。
やっぱり合わないと感じたら、「戻ってこない方が良かった」と感じてしまうものです。
しかし、出戻りで採用してもらっているため、再度退職や転職をしたいと伝えにくくなってしまいます。
つまり、そのような後悔がない前提で出戻り転職はすべきだと言えます。
出戻り転職には、このようなメリットとデメリットがあるので、考えているなら念頭に置いておきましょう。
メリットだけを見てしまうと、後悔する可能性が高まります。
■成功しやすい人、失敗しやすい人
出戻り転職は、絶対に成功するわけではありません。
成功させるためには、成功しやすい人の特徴を知っておくことがポイントになります。
最後に、成功しやすい人と失敗しやすい人の特徴についてみていきましょう。
【成功しやすい人】
円満退職をした人、退職後も元職場の社員と連絡を取っている人、謙虚な気持ちを持って働ける人、メンタルがそれなりに強い人は比較的成功しやすいです。
特に、円満退職だったかどうかは重要なポイントになります。
人間関係で揉め事があったり、引継ぎをせずに突然辞めたりした人は、上手くいく可能性は著しく下がります。
また、出戻りであっても新しく入ってきた社員として扱われる場合もあるので、謙虚さを忘れない人の方が成功しやすいです。
【失敗しやすい人】
失敗しやすいのは、辞めた当時と同じだと思っている人です。
辞めた時と同じ部分ももちろんあるでしょうが、必ずしもすべての条件や環境が同じとは限りません。
そのため、辞めた時と全く同じように働けると過信している人は、失敗のリスクが高いと言えます。
部署のトップが変わっていたり、親しくしていた人が異動になったりしていることもあり、イメージと違うと感じてしまう場合もあります。
また、以前退職したのがどのような理由なのか忘れている人も失敗しやすいです。
「前の職場の方がマシだった」という勢いだけで出戻りを実行すると、上手くいかない可能性が高いので要注意です。
以前と同じような不満を感じると、また転職を繰り返すことになりかねません。
通常の転職と同じように、出戻り転職も絶対に成功するという保証はありません。
あなた自身が過去を振り返り、どのような辞め方をしていたのか思い返してみてください。
もしも、円満退職をしていたなら成功の可能性が高いですが、そうでない場合は失敗のリスクが大きいことを忘れないようにしましょう。
何らかの理由で退職をしたけど、前の職場に戻りたいと考えることもあります。
しかし、出戻り転職は必ずしも良い方向に転ぶとは言えません。
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