一体なぜ…?中小企業から大企業への転職は難易度が高いと言われる理由

 

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

一般的に、中小企業から大企業への転職は難しいと言われており、多くの方が諦めてしまいます。

一体なぜ転職の難易度が高いと言われているのでしょうか?

本記事では、中小企業から大企業への転職を考えた際、知っておいて損はない難易度やメリット・デメリット、成功させるポイントについてご紹介します。

転職を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

 

■大企業への転職が難しいと言われているのはなぜ?

 

知名度の低い中小企業を辞め、誰もが耳にしたことのあるような大企業へ転職したいと考えた時、どれくらいの確率で転職に成功するのか気になるものです。

まずは、中小出身者が大企業へ転職する上で、難しいと言われている理由についてご紹介します。

 

 

・高いスキルが求められる

 

企業は即戦力となる人材を求めているため、高いスキルが求められます。

中小企業であれば人柄や意欲などを採用基準としているかもしれませんが、大企業の場合だと実力が重視されやすい傾向にあるため、ある程度のスキルが必要になります。

専門的な資格や語学力、マネジメント経験など、高い基準が設けられているのが大手企業の特徴です。

また、以前勤めていた会社の規模を見て判断する企業もあるため、あまりにも規模が小さかった場合、書類選考にも通過できない可能性があります。

 

 

・学歴主義

 

選考の際に学歴を重視している大企業も多く、偏差値が低い場合には書類選考を通過することさえ難しいと言われています。

一定の学歴がなければ、仮に入社できたとしても入社後に苦労する可能性が高いです。

資格やスキルであれば習得できますが、学歴はそう簡単に変えられないため、諦めてしまう方が多いのです。

 

 

・倍率が高い

 

大企業は福利厚生が充実していることから、求人の採用枠に対してエントリー者数が多く、中小企業に比べて倍率が高い傾向にあります。

応募者の中には大手企業出身者や一流大学出身者なども数多く存在しているため、選考を通過するのは簡単ではありません。

新卒採用の場合、1つの採用枠に対するエントリー数は100人以上と、非常に倍率が高いことがわかります。

これが大手企業に転職する上で難しいと言われている理由です。

また、中途採用は新卒採用よりも採用枠が少ないため、さらに厳しい状況の中で戦わなければいけません。

 

 

■大企業へ転職するにあたってのメリット・デメリット

 

中小出身者が大企業へ転職するのは、そう簡単なことではないと言われている理由がわかりました。

入社を志望するのであれば、どのようなメリット・デメリットがあるのか把握しておくことが重要です。

 

 

【メリット】

 

・収入アップを狙える

 

最大のメリットとして挙げられるのは、転職したことで収入アップを狙えるという点です。

大手企業だと収入面での魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?

高い収入を得られることによって、安定した生活を送れるようになります。

厚生労働省が発表している「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、大企業に勤める男性は377.1千円、女性は266.4千円、中小企業に勤める男性は331.7千円、女性は253.1千円となっています。

調査結果を見てわかる通り、いずれも企業の規模が大きくなるほど賃金も高いです。

大企業への転職を考えている方のほとんどは、収入アップを狙っています。

 

 

・福利厚生が充実している

 

家賃手当・住宅手当、社宅・寮完備、食事補助、育児休暇、退職金手当など、福利厚生が充実していることによって、働く上でのストレスが大幅に軽減されます。

基本給が高くても、残業代が支給されなかったり、思うように休暇が取れなかったりした場合、精神的なダメージが大きくなってしまいます。

プライベートを充実させたいと考えるのであれば、福利厚生は非常に重要なポイントです。

 

 

・スキルや経験を積める

 

中小企業と比較すると、プロジェクトの規模も大きいため、今までの仕事では得られなかったスキルや経験を積めることがメリットです。

携わる仕事の幅が広がり、仕事に活かせるような情報を得られるようになります。

また、教育制度が充実している大企業では、新入社員を対象とした研修も多いため、様々な知識を身に付けられます。

 

 

【デメリット】

 

・プレッシャーを感じてしまう

 

会社の規模が大きい分、任せられるプロジェクトの規模も大きいため、プレッシャーを感じてしまう方も多いです。

特に、上場企業であれば短期間で利益を出すことや、継続的に会社を成長させることが求められます。

プレッシャーにより、メンタルが不安定になったり、体調を崩したりしてしまい、結果的に離職せざるを得ない状況に陥る方もいるようです。

 

 

・年功序列制度が根強く残っている

 

日本では時代の変化に伴い、成果主義制度が導入されるような動きが見られています。

しかし、大企業は年功序列制度が根強く残っていることから、若いうちに昇給するのが難しいとされています。

社員数が多い大企業はポスト争いが激しいため、年齢を重ねないと出世できない可能性もあるようです。

 

 

■転職を成功させるポイントとは?

 

中小企業に勤めていた場合、大企業への転職は難易度が高いと言われていますが、必ずしも採用されないとは限らないため、大企業への転職を希望する方は、諦めずに挑戦してみてください。

成功を掴みたいのであれば、採用される可能性が高いタイミングを狙ってみましょう。

例年よりも求人数が多ければ、効率良く転職活動が行えるかもしれません。

また、転職活動をする中で、仕事に活かせるようなスキルを身に付けておくことも重要です。

大企業は高いスキルを持ち、即戦力となるような人材を求めているため、周囲との差別化を図るためには知識や経験が必要になります。

あらかじめ企業が求める人材を把握した上で転職活動に取り組むようにしてください。

 

 

今回は中小企業から大企業への転職はなぜ難易度が高いと言われているのかを解説してきました。

中小企業から大企業への転職は難しいとされていますが、あらかじめ対策を徹底していれば採用される可能性も大いにあります。

入社意欲だけで採用されることはないため、武器となるスキルを身に付けておきましょう。

大企業への転職を希望する方は、以上の点を踏まえて取り組んでみてください。