35歳から異業種に転職は無謀なのか?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

高校や大学を卒業後、10年以上の時間が経過した35歳は既に社会経験もあり、職種によってはベテランと呼ばれる人材です。

35歳という年齢の転職は、第二新卒や早期退職者にも該当しないことから、無謀な挑戦に感じるかもしれません。

さらに職種を変えるなら難しさもあるでしょう。

そこで、35歳という年齢から異業種への転職が無謀なのか、実際に転職後活躍している人はどれくらいいるのかを解説していきます。

 

 

■35歳の転職はなぜ無謀と言えるのか

 

35歳という年齢での転職は、なぜ無謀とされるのでしょうか?

 

○企業側から選ばれにくいから

 

大学卒業から12年、高校なら17年という時間が経過した35歳は、社会人になってから多くの経験を積んでいます。

既に長い社会人経験があり、同じ企業で働いていたのなら実績も残していることでしょう。

一定の社会人経験と実績により、プライドが形成された人もいると思いますが、これまでの社会人経験が転職先の企業から好まれないケースもあります。

どれだけ転職前に特定の経験があったとしても、転職先の企業では新人です。

転職先の企業には独自の文化や色があり、転職後になじめるかどうか面接時に企業側が判断します。

あまりに過去の経験や考えに捕らわれていると、企業側から自社の色に染まりにくいと判断されてしまい、結果的にどの企業からも選ばれにくくなります。

 

○求人数が減少するから

 

求人数は、職種や年齢によって変わってきます。

特に35歳という年齢は、若年層に比べて求人数が大幅に変わってくるラインです。

多くの企業で求人年齢を34歳に設定しているのは、採用コストなどが関係してくるからです。

企業にしてみれば、フットワークが軽くて売上げに貢献してくれるのは若手であり、35歳という年齢は企業の中でも中堅や管理職層が該当します。

35歳で新人、そして年齢的にも若手と同じとはいかない人材であり、給与面も若手と同じとはいきません。

このような理由から、扱いにくさを感じる企業は上限を34歳までとしています。

 

○高いスキルを求められるから

 

30代から40代というミドル層は、社会人になってから10年以上経っているので多くの経験を積んでいると判断されます。

転職先の企業では新人であっても、社会人経験のない若手と比べると高いスキルを求められる傾向です。

企業側も今までの経験がどのように活かされるのか、どのような形で貢献してくれるのかを基準に判断するため、若年層の転職に比べると求められる内容が変わってしまいます。

判断基準の変化が転職しにくさ、採用されにくさになっているようです。

 

 

■実際に転職し活躍している人の割合

 

若年層の転職に比べて、35歳という年齢で異業種への転職は無謀と呼べるほどハードルの高さが変わることがわかりました。

しかし、異業種へ転職後活躍している人も多くいます。

転職成功者の平均年齢は過去10年間と比較すると3.0歳の上昇で、男女共に2.1~3.1歳平均年齢が高くなっていることがインターネット上のアンケート結果からわかりました。

特に30代から40代というミドル層の異業種への転職成功者が多く、仕事の幅を広げたい、年収をアップさせたいという前向きな考えで転職をした人が多くいました。

インターネットのアンケート結果を見ると、異業種への転職に対して業種未経験者でも採用されるか、今までの経験やスキルが活かせるかという不安を感じている意見もありましたが、前向きな気持ちで転職していることが企業側にも伝わった結果、異業種への転職が成功する流れになっているようです。

新しいスキルを身に付けたい、即戦力として今までの経験を活かしたいなど、新たな業種へのチャレンジが企業側の刺激になり、転職後に活躍できることもわかりました。

 

 

■異業種転職に成功するために抑えておきたいポイント

 

転職は、業種に限らず成功させたいと思うでしょう。

そこで、異業種転職を成功させるためのポイントをまとめてご紹介します。

 

○適応能力の高さをアピール

 

35歳というミドル層は前職の経験や知識も豊富で、仕事に対してのスタイルも出来上がっていたでしょう。

しかし、異業種への転職はこれまでの仕事とは全く色も形も変わります。

会社になじんで業務をこなせるか、社風を理解して溶け込んでくれるかを企業側も見極めて採用かどうかを判断します。

面接時にどのような状況でも業務に取り組めること、常に学ぶ姿勢でいられることなどをアピールすると良いです。

 

○即戦力としても活躍できるスキルをアピール

 

企業へ入社した場合、そこでは新人扱いになりますが、若手と比べれば社会人経験は豊富です。

今まで経験してきたことを活かしつつ、活躍できるスキルがあるとアピールすると企業側からも期待されるでしょう。

職務経歴書に詳しく記載すると、企業側にもスキルが理解されやすいです。

 

○柔軟な対応力をアピール

 

企業側が35歳の転職者の採用を検討する際には、自分の能力を活かしながらもやり方や手段にこだわりを持ちすぎていないかをチェックしています。

企業への採用が決まれば年下が上司になる可能性もあるため、柔軟な姿勢や態度がなければ仕事も円滑に進まなくなります。

職場での人間関係を良好にしながら年下の指示もきちんと聞けるなど、仕事がスムーズになるために柔軟な対応ができることを示すとよいです。

 

○マネジメント力をアピール

 

35歳は年齢的にミドル層になり、今後上司と部下の間をつなぐ役割を担う可能性があります。

採用されてすぐという訳ではないものの、仕事に慣れてきたらリーダーなどのまとめ役を任される場合があります。

今までリーダーなどでマネジメント経験がある場合は実績をアピールすると、異業種であっても転職を有利にできます。

 

 

35歳というミドル層は転職そのものが難しくなる年代です。

さらに異業種となれば無謀だといわれるかもしれませんが、業種は違ったとしても社会人経験を活かしたアピールをすると転職が成功できます。

以前は積極的にミドル層の求人をする企業は少なかったのですが、最近は年齢に関わらずチャレンジ精神を重視する企業も増えてきました。

実際に異業種への転職を成功させている人も多いので、スキルアップや成長のために異業種転職を視野に入れてみましょう。

転職での迷いや悩みがあれば、お気軽にヴェルサスまでご相談ください。

異業種への転職を成功させるためにアドバイスや提案をさせていただきます。