こんにちは！ヴェルサスのブログ担当です。

仕事を探す場合にまずチェックするのが雇用形態ではないでしょうか。

正社員、派遣社員、契約社員、パート・アルバイトなどがありますが、派遣社員で働こうと思っている人にとっては、正社員との違いが気になるところです。

派遣社員と正社員の違いと、派遣社員のメリットについて解説します。

 

 

派遣社員とは？

 

 

〇一定期間だけ派遣されて仕事をする

派遣社員は、その名の通り企業に派遣される仕事です。

業務によっては繁忙期などに一時的にスタッフを増員したいことがあります。そんなときに派遣会社から人手を派遣してもらうのが派遣です。ですから、派遣社員の仕事は期間の定めがあるのが原則になります。

 

〇派遣社員には2タイプある

派遣社員には、登録型派遣と常用型派遣があります。

登録型派遣は派遣会社に登録しておいて、派遣先が決まってはじめて派遣会社と労働契約を結んで働く仕組みです。契約に定めた一定期間が満了すると、派遣元との契約も終了するという有期労働契約です。

 

一方、常用型派遣は派遣会社との間に無機労働契約を結びます。派遣先企業が決まらなくても派遣会社と契約しているので、一定額の給与を受け取ることができます。

 

〇派遣会社が間に入ってくれる

派遣会社は、派遣先企業と派遣社員との間に立って、条件の交渉や悩みごとの相談にのります。派遣社員は派遣先で何か困ったことがあったときは、派遣先と直接交渉するのではなく派遣元に代わりに交渉してもらえるので安心です。

 

 

派遣社員と正社員の違い

 

 

〇雇用主が違う

同じ会社で同じチームで仕事をしていたとしても、正社員と派遣社員では雇用主が違います。

正社員は派遣社員が派遣されている会社が雇用主であるのに対し、派遣社員の雇用主は派遣会社です。

派遣社員はあくまで派遣会社と雇用契約を結んでいるのであり、正社員が働いている会社はあくまで派遣先にすぎません。つまり、派遣社員は一緒に働いていてもその会社の社員ではないということになります。

 

〇雇用期間が違う

正社員は定年までは無期雇用契約です。

一度正社員として雇用契約を結んだあとは、更新なしで定年まで働くことができます。一方、派遣社員は有期雇用契約です。契約で定めた一定期間だけ働いたあとは、契約更新するか、更新せずに終了するかの二択になります。

 

◯給与の計算方法が違う

正社員は月給制ですが、派遣社員は時給制が原則です。実際に働いた時間だけ給与をもらうことができます。

 

〇契約の種類が派遣社員は豊富

正社員の契約は、正社員1種類だけです。

一方、派遣社員には複数の種類があります。更新なく一定期間だけ働く通常の派遣だけでなく、紹介予定派遣や無期雇用派遣などがあります。

 

紹介予定派遣とは、6カ月間は派遣社員として働き、その後派遣先企業と派遣社員とが合意すれば、正社員になって以後働き続けることができる仕組みです。

6カ月間でお互いの様子がわかるので、入社後のミスマッチが少ないという利点があります。

 

無期雇用派遣とは、同じ派遣先での派遣期間が通算で5年を超えた場合に、派遣社員が希望を出すことで無期（期間の定めがない）労働契約へと転換することができる仕組みです。常用型派遣ともいいます。

 

〇無期雇用派遣とは

無期雇用派遣とは、派遣社員として期限の定めなく派遣先で働くことができる仕組みです。

派遣社員は契約期間が満了すると更新されない限り同じ会社で働くことができないという不安定な身分が問題でした。そこで、雇用の継続を約束してもらえるようにしたのが無期雇用派遣です。

 

ただし、あくまで派遣社員であり正社員になるわけではありません。

無期で働けるという点では同じですが、賞与や手当などは雇用形態によって違います。同じ会社で長く働きたい場合や、同じ業務で経験を積んでスキルアップをしたい場合、次の派遣先を探す手間をかけたくない場合などに向いています。

 

◯同一労働同一賃金

2020年4月から改正派遣法による派遣社員に関して「同一労働同一賃金」が行われます。

これは「同じ仕事をしているなら雇用形態にかかわらず同じ待遇を実現しよう」というものです。雇用形態による格差をなくそうとする、政府の働き方改革の一環です。

 

具体的に「同一労働同一賃金」を実現する方法には2つあり、1つは「派遣先均等・均衡方式」、もう1つは「労使協定方式」です。どのような運用がされるのか、今後の動きをチェックしておくことが大切です。

 

 

派遣社員のメリット

 

 

〇スキルやキャリアにあった仕事が選べる

派遣社員は持っているスキルやキャリアに合った派遣先を紹介されます。

あらかじめ派遣先企業のニーズと派遣社員が提供できるスキル・キャリアを、マッチングさせてから派遣されるので、ミスマッチが少なくなります。

 

〇労働条件を選択できる

派遣社員は自分で、勤務時間や期間、勤務地などの労働条件を提示して働くことができるのがメリットです。

育児や介護で限られた時間・期間だけ働きたいという場合でも、ライフスタイルやワークライフバランスを大事にしながら自分に合った仕事に就くことができます。

 

仕事をしてきた女性の中には、家庭の事情があってフルタイム勤務は難しいけれどキャリアに空白の期間を作りたくないという人も少なくありません。そのような場合でも派遣社員という選択をすることで、キャリアを継続していくことが可能です。

 

〇いろいろな仕事を経験できる

登録型派遣は、ある企業で一定期間だけ働くという経験を繰り返すことが可能な仕事です。自分の適性がまだわからなくて、できるだけいろいろな仕事を経験してみたい人には向いているといえるでしょう。

 

〇パートよりも待遇がいい

時給制であるのはパートと一緒ですが、一般的い派遣社員の方が時給がやや高めの傾向があります。

また、パートよりもスキルやキャリア、経験が時給に反映されやすいのも派遣社員のメリットといえるでしょう。

 

 

正社員、派遣社員それぞれにメリット・デメリットがある

 

派遣社員には派遣ならではのメリットがあり、労働条件的にも雇用形態による格差をなくそうという社会傾向のなかでさまざまな施策が登場しています。

自分が何を大事にして、どんなふうに働きたいのかをよく考えて、自分にふさわしい選択をしましょう。

 

なお、派遣社員になるためにはヴェルサスまでご連絡ください。当社で派遣社員としてお仕事をご紹介できます。