毎年行われる『野火焼き』をやる理由。事故にも十分注意が必要です!

みなさん、こんにちは!

ヴェルサスブログ担当です☆(^^)/

 

 

「野火焼き」を御存知ですか?

 

野火焼きとは、春先(1月下旬頃)に田んぼの土手などに生えている

枯れた雑草等を焼き払う事です。

 

その目的や毎年行う理由としては諸説ありますが、一般的に言われている事は・・・

 

①土中の害虫や卵などを駆除

②灰のミネラル分により、酸性となった土壌の中和

③腐りにくいススキ等の立枯れや枯れ葉の除去

④刈り払った草や枯れた雑草を人為的に燃やす事による火災の防止

 

となります。

 

 

また、近年問題となっている害獣(猪など)は身を隠せる程度の草木の

下を獣道としたり棲み家として人家や田畑に出没するので、

そういった場所を除去する効果もあります。

 

野火焼きは許可を得ずに各個人で実施すると抵触してしまう可能性や、

延焼による火災の危険もあるので、農村地域では市町村や地区単位で

一斉に野火焼きを行う地域もあります。

 

私の地域でも1月20日9時~13時の予定で野火焼きが実施されました。

毎年この時期は雪の影響などでなかなか火が付かずに苦労するのです

が、今年は雨も雪も暫く降っていないので非常に乾燥していたため

火の付きは例年に無く良いようです。

 

野焼き

 

この時は地域一体が野火焼きの煙が至る所から立ち登ります。

日常ではまず見る事のない風景です。

 

野焼き

 

乾燥しているので、油断すると一気に延焼してしまいます。

 

野焼き

 

そうした時のため、消防団は、山林付近や民家付近等の危険な場所での

延焼防止活動、延焼時の初期消火活動の為に出動し、巡回監視します。

 

野焼きを見回る消防団の様子

 

そして、予定時間終了後と夕方に消防団は見廻りを行い、

燻っていたり、再燃の危険がある箇所を消火し終了となります。

 

 

多くの地域では1月での実施が多い為、今年は見られる機会は無いと

思いますが、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県にまたがる渡良瀬遊水地

では3月16日に「渡良瀬遊水地ヨシ焼き」が実施されます。

 

こちらは一般の方の見学も可能です。

なかなか見る事の出来ない事ですので、もし興味がある方は

一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

https://watarase.or.jp/new_info/detail/295

 

 

宇都宮営業所