2025年9月 火災・地震・風水害の被害を最小にするための備え

皆さん、今月の安全衛生目標は 「火災・地震・風水害の被害を最小にするための備え」 です。

近年、今までにないような自然災害が全国各地で多発しています。国も「防災週間」(8月30日~9月5日)を設けて防災意識を高めようとしています。
自然災害そのものを防ぐことは難しいですが、私たちの行動次第で被害を小さくすることはできます。
そのためには、日頃から 心構え と 備え(物資の準備など) が大切です。下記を参考にして、ぜひ考え、実行してみましょう。


■ なぜ国は防災週間を設けたのでしょうか?

 

災害が起きたとき、被害を最小にするためです。
職場や家庭で「もしも地震や風水害、火災が起きたらどうするか」を話し合い、あらかじめルールを決めておく機会にしてほしいのです。

■ 想定して備えよう!

 

① 地震対策
家具の転倒防止をしましょう。
屋外への脱出経路を確保し、ガスや電源をオフに。
避難場所と避難経路を確認しておきましょう。
非常持ち出し品を準備しましょう。
家族がバラバラの時間帯に起きた場合の行動(子どもの迎えなど)や連絡方法も決めておきましょう。

② 風水害対策
予報を早めに確認し、備えましょう。
避難の判断は「早め」が鉄則です。(水位40cmが限度と言われています)
がけ崩れなど土砂災害の危険があるときは、安全な場所へ避難しましょう。

③ 火災対策
電気器具のコンセントにたまるホコリを掃除しましょう。
可燃物を整理し、消火器を備え、使い方を確認しましょう。
初期消火は「最初の3分間」が勝負です。
ただし、無理をせず、身の安全を第一に!避難の判断は早めにしてください。

■ 非常持ち出し品を準備しましょう

 

絶対に必要な物は、すぐ持ち出せる場所に!
薬・メガネ・補聴器・オムツ・ミルク・哺乳瓶(荷物はできるだけ軽く、一人15kg以下を目安に)。
飲料水・非常食・現金・懐中電灯・ティッシュ・タオル・マスク・ラジオ・軍手・常備薬・応急セット・スマホ・筆記用具。

まずは「自分の安全を守る(自助)」、その次に「身近な人と助け合う(共助)」、そして最後に「自治体や企業の支援(公助)」とつなげていきましょう。

■ 最後に

防災は、日常のちょっとした心がけと準備の積み重ねです。
一人ひとりが意識を高め、しっかり備えて、災害時の被害を最小にしていきましょう。