2025年10月 挟まれ・巻き込まれ災害を防ごう!

みなさん、こんにちは。
だんだんと朝晩が冷え込む季節になってきましたね。体調を崩しやすい時期ですので、インフルエンザや新型コロナにも十分注意しましょう。
三密(密集・密閉・密接)を避け、マスク着用で自己防衛を心がけてください。

さて、今月の安全目標は 「挟まれ・巻き込まれ災害を防ごう!」 です。

 

全国の製造業では、この「挟まれ・巻き込まれ災害」が全災害の約54%を占めるともいわれています。
特に、手・指・腕のケガが多く、しかも重傷になりやすいのが特徴です。
保護具で完全に防ぐのが難しいため、「ちょっとした油断」が命取りになることもあります。

よくある事例と防止のポイント

 

① 回転中の部品に手を出して指を挟まれた
「ちょっと直そう」と思っても、動いている機械には絶対に手を出さない!
カバーを設置して、そもそも手を出せないようにしましょう。
「手出し禁止」の表示も効果的です。

② 見よう見まねで作業して指を挟まれた
指示されていない作業は絶対にやらないでください。
新しい作業は、必ず安全教育を受けて理解したうえで行いましょう。
現場では「責任者の指示で動く」が鉄則です。

③めったにやらない作業で指を挟まれた
非定常作業こそ要注意。
作業を始める前に、複数人で安全手順を確認してからスタートしましょう。
終わったあとには、正式な作業標準を作って次に備えることも大切です。

 

④「今まで大丈夫だったから」と危険を承知で手を出した
慣れは最大の敵です。
危険箇所には囲いや表示を設けて、「安全第一」の意識を徹底しましょう。
職場巡視で不安全行動・不安全状態をなくす取り組みも欠かせません。

 

⑤設備を動かしながら清掃・点検・修理してはさまれた
当たり前のようですが、設備を止めてから作業してください。
「止める・確認する・始める」の順番を忘れずに!

 

■ 最後に

 

挟まれ・巻き込まれ災害は、「少しの気のゆるみ」「慣れ」から起きることが多いです。
安全ルールを守ることは、自分を守ること。
そして、仲間の安全を守ることにもつながります。

10月も一人ひとりが安全意識を高めて、
「ゼロ災害」達成を目指していきましょう!