今月の目標は「日常生活での防災について」です。
毎年9月は「防災月間」として定められています。これは10万人以上の死者や行方不明者を出した関東大震災が1923年9月1日に発生したことから定められたもので、私たち一人ひとりが自然災害に対する意識を高め、必要な備えをすることを目的としています。いつ起こるかが分からないのが自然災害の恐ろしさですが、【災害は「まさか」ではなく「いつか」は起きるもの】という意識を持って家庭の防災対策に取り組みましょう。
①家の中の安全対策をしておく
日本で起きている大震災などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしたりしました。大震災が発生したときには家具は倒れるものと認識して安全対策をしておく必要があります。
家具を置く場合はなるべく背の低い家具にし転倒防止対策をとりましょう。
(2)家具の向きや配置を工夫する
家具が倒れてケガをしたり出入口を塞いだりしないよう工夫しましょう。
(3)家具等の転倒・落下防止対策をとる
家具のほかにも、テレビ、冷蔵庫など、家の中には凶器になるものがたくさんあります。それぞれの部屋で、必要な対策をとりましょう。
(つっぱり棒、ガラス飛散防止フィルムを使用、家電等を壁に固定する等)
(4)懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備える
停電時に使用する懐中電灯や割れたガラスでのケガを防止するスリッパ、救助を求めるためのホイッスルなどは手の届くところに備えましょう。
②非常持ち出し品、備蓄品を準備する
貴重品類、避難用具、生活用品、救急用具、非常食品、衣料品等の準備をしておきましょう。チェックリストを作成し必要なものだけを持ち出せるよう備えが必要です。