2024年12月 冬の通勤事故を防ぐために

 
冬が近づくと、交通事故が増える傾向があります。この時期、雪や路面の凍結による危険が増えることから、事故防止への意識を高めることが大切です。特に冬の交通事故は、年間発生件数の約30%を占めており、注意が必要です。安全運転のポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 
 

冬の交通事故が多い理由

①暗い時間帯が増える
日没が早くなり、朝晩の通勤時間帯は視界が悪くなりがちです。

②路面状況が悪化
雪や凍結によって、滑りやすい道路が増えます。

③年末特有の慌ただしさ
忙しさや飲酒の機会増加が集中力の低下を招きます。

 

<交通事故を防ぐための具体策>

1. 交通ルールの徹底遵守
速度を守る:無理のない計画を立て、余裕を持った運転を心がける。
信号を守る:黄色信号での進行は慎重に行い、停止が難しい場合でも周囲をよく確認する。
車間距離を十分にとる:前の車が急停止しても追突しない距離を保つ。
進路変更時の安全確認:ウィンカーを早めに出し、周囲の安全を十分確認してから行動する。

2. 冬ならではの安全対策
冬用タイヤを装着し、凍結や積雪に備える。
通常より車間距離を広めにとることで、急な停止にも対応できるようにする。
急ハンドルや急ブレーキは避ける。

3. 集中した運転を心がける
運転中は運転に集中し、考え事や注意散漫を避けることが重要です。また、「まさか自分が事故に遭うことはない」と過信せず、常に安全意識を持ちましょう。

4. 予測運転(かもしれない運転)の実践
子どもが飛び出してくるかもしれない。
前の車が急停止するかもしれない。
カーブの先に対向車がいるかもしれない。

5. 体調管理を徹底する
体調不良や眠気があるときは無理せず休むこと。日ごろから十分な睡眠をとり、体調を整えておきましょう。

 

通勤時の注意点

①余裕を持つ
時間に余裕を持つことで、焦らず安全な運転ができます。5分早めに家を出るだけでも、心の余裕が生まれます。

②決められた通勤経路を使う
登録した通勤ルートを使用することで、危険予知がしやすくなり、事故防止につながります。

③ルールを守ることが基本
速度を守り、信号を守る。この基本的な行動が、自分や周囲の安全を守る鍵となります。

 
 
冬の運転では、何よりも「安全第一」が重要です。交通ルールを守り、自分の運転を振り返りながら、安心して移動できるよう心がけましょう。