今月の目標は「転倒事故災害防止について」です。
転倒災害はどのような職場でも発生する可能性があります。
職場での転倒の危険性は、働くすべての人が問題意識を持って原因を見つけ、対策をとることで減らすことができます。
職場での危険個所を確認し、転倒災害防止に向けて取り組んでいきましょう。
転倒災害の主な原因は「滑り」「つまづき」「踏み外し」の3つです。
些細なことから大きな災害に繋がっています。
特に高齢者は筋力やバランス感覚が低下しているため、転倒しやすくなっています。
・床の水濡れや飛散した油汚れをこまめに清掃する
・滑りやすい場所を掲示等で注意喚起し、慎重な行動を求める
・滑りにくい素材の床材に改修する
・整頓を徹底し、作業スペース、通路に物を放置させない
・床の凸凹や段差の補修・改修する
・足元が見えないような無理な運搬作業を見直す
転倒災害を防止、軽減するためには危険源を見つけリスクを低減することで、転倒災害の発生を未然に防ぐことができます。
加えて、万が一災害が発生した際に、迅速に対応し災害を最小限にとどめる体制を構築することも重要です。
以下の5つの状況では作業者の転倒災害発生に気が付きにくい可能性があります。
「一人作業」「死角作業」「夜間作業」「休日作業」「騒音のある環境」
今後、労働者の高齢化が進むにつれて、さらに転倒災害の件数が増えていくことも予想されます。
事故が起きにくい環境づくり、教育はもちろん事故が起きてしまった時の対応も考えていきましょう。