今月の目標は『熱中症予防』です。
「身体が暑さに慣れていない5月の暑い日」や「梅雨の晴れ間・梅雨明け時期」が発症の危険度が高いと言われています。熱中症で意識がもうろうとし、倒れて顔面や後頭部を打つ二次災害の恐れもあります。
下記の内容をよく読んで、熱中症予防に役立てて下さい。
高温多湿の環境下で身体の体温調整機能が働かずに、体内に熱がこもり発症します。
症状として「初期段階のめまい」「ほてり」「筋肉痛」「吐き気」などがあり、重症化すると「意識障害」「けいれん」を引き起こし病院搬送が必要です。
まず意識の有無を確認する!
・意識がない時
…即救急車を呼び、到着するまで涼しい場所で応急処置をする(身体を冷やす・無理に水分を飲ませないなど)
・意識がある時
…水分と塩分(スポーツドリンクも可)を補給し、涼しい場所へ移動して、身体(顔・首・わきの下)を冷やす
…めまいの症状がある時は、水分と塩分の補給の他、涼しい場所へ移動させ足を10cm高くして寝かせる
⇒体温が40度以上の時は、直ちに医療機関へ搬送する。
・日常生活で暑さに強い身体つくりをする
…バランスの良い食事としっかり睡眠をとり、適度の運動で身体を鍛える
・日常生活で暑さに対する工夫をする
…その日の気温・湿度を想定し、自分の体調を認識してできる準備をする
…水・塩分の準備と通気性の良い服装をする
…休憩をまめにとる
…熱中症指数(WBGT)の活用(温度・湿度・輻射熱の相関で「暑さ指数」ともいう)
31℃以上 → 外出を控える、高齢者は室内でも危険
28℃~31℃ → 炎天下の外出を避ける、室内でも空調活用
25℃~28℃ → 運動や激しい作業時に定期的に充分な休憩を入れる