2021年8月 見直そう、工具や機械の取扱い

切れ・こすれ災害予防について

令和2年に切れ・こすれが原因で4日以上の休業をした人は、全国で7,592人と全体の6%でした。刃物だけが切れの要因ではなく、ダンボールやコピー用紙でも切り傷が発生します。
意識して注意すれば防げる災害ですので、下記の内容に注意して切れ・こすれの災害防止を心掛けて下さい。

 

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1⃣刃物を使用する時
◆よそ見・考え事をしながら作業しない
◆刃物の切れが悪くなったら即交換する
◆定期的に点検をして早めに交換する
◆できる限り治具等で固定し作業する
◆定期的に作業標準を見直す
◆回転している歯は必ず停止したことを確認してから作業する
◆安全装置を正しく使う
◆目的以外に使用しない
◆刃物の置き方・置き場所に注意する
◆使用後は元の位置に戻す

 

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2⃣刃物以外の作業
◇保護具(手袋)は用途にあった材質のものを使用する
◇木製の製品は木のめくれに注意して作業に当たる
◇ガラス製のものは保護具を着用し、割れていないか確認してから作業する
◇缶の鋭利な部分に触れない
◇加工用機械の異物の除去は、機械が停止してから治具を使って取り除く
◇清掃中は周りの人に作業中ということが一目で分かるよう表示する

 

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日頃のヒヤリハットを活かして、切れ・こすれ災害を防止しましょう。