2021年7月 障害が残りやすい労働災害

はさまれ・巻き込まれ災害予防について

未熟練労働者の災害で最も多いのが「はさまれ、巻き込まれ災害」と言われています。
機械に巻き込まれると、腕を失ったり、死亡といった重篤な災害となる可能性が高いものです。

 

▶はさまれ・巻き込まれの災害事例
*回転体にはさまれる
*機械誤操作ではさまれる
*錯覚行動ではさまれる
*異物除去・清掃・点検・注油・修理・調整作業時にはさまれる
*ドア・引出し・書棚の開閉時にはさまれる
*運搬作業時に運搬物・パレットにはさまれる

 

 

▶はさまれ・巻き込まれ災害の発生要因
*機械が停止する前に手を出した(不安全行動)
*清掃中に誤って別の人がスイッチを入れた(管理監督の欠如)
*安全装置を外して作業をしていた(作業標準の不備)

 

 

はさまれ・巻き込まれ災害防止について

☆服が機械に巻き込まれないように、作業服・帽子はきちんと着用する
☆動いている設備・機械に絶対に手を出さない
☆安全カバーが外れていたら作業を中断して上長に報告する
☆作業標準の徹底と安全教育の定例化
☆ヒヤリハットの吸い上げとその内容で危険予知訓練の実施
☆現場パトロールによる安全意識の高揚

 

 

 

「いつもやっているので大丈夫と思った」「機械を停止するのが面倒だった」そんな軽い気持ちが取返しのつかないケガや災害につながる危険があります。必ず作業標準を守り、災害を未然に防ぎましょう。