2021年6月 熱中症の37%は屋内での発症

長期化した新型コロナ禍の中、また暑い季節が来ます。熱中症を防ぐには予防が大切です。

 

熱中症は、温度が高い・湿度が高い等の環境下において、体温調整が上手くいかず、体内に熱がこもることで発症します。初期症状のめまい(立ちくらみ)・ほてり・筋肉痛(こむら返り)から中程度の頭痛・吐き気・倦怠感…さらに重症化すると、意識障害・けいれんを発症し、死亡災害につながる恐れがあります。

 

 

熱中症予防について

熱中症の症状が出たら、まずは涼しい場所へ移動し、水分・塩分を補給し安静にしましょう!

また、下記内容を参考に、各自対応をお願いします。

 

①高温多湿の中でのマスク着用
高温多湿下では負荷のかかる労働は避けましょう。
やむを得ない場合はまめな休憩・水分・塩分補給を心掛けて下さい。
高温多湿の中でのマスク着用は熱中症のリスクが高まるので、周囲の人との距離を確保し、適宜マスクを外しましょう。(可能な限り三密を避ける)

 

②こまめな水分補給を心掛ける
塩分補給も考慮してスポーツドリンクや経口補水液も取り入れましょう。

 

③温度管理をしっかり行う
コロナ感染予防として窓を開ける際は、エアコンの温度管理をまめに行いましょう。
また、服装は素材やデザインなど、暑さ対策対応のものを着用しましょう。

 

④暑さに備えた体調管理
暑くなる少し前の5月くらいから少しきつめの運動(30分程度)をして、身体が暑さに慣れる訓練をしておきましょう。
睡眠不足・朝食抜き等は避けて仕事に万全な身体を維持します。
体調が良くない時は特に予防対策を心掛けてください。

 

⑤炎天下の作業・運動
まめな「水分補給」「塩分補給」「休憩」を心掛けましょう。
14時から16時の時間帯に一番多く熱中症が発生するので、その時間は特に注意してください。
暑さ指数を意識し、気温が35℃以上の時は中止も考慮する必要があります。

 

⑥クーラーの活用
小さな子供、高齢者は室内での熱中症にかかりやすいので、クーラーを早めに活用しまめに水分補給をさせましょう。ただし、クーラーでの冷やし過ぎに注意してください。(外気温との差が5℃以上になると『冷房病』にかかる恐れが出てきます。)

 

 

熱中症が疑われるときは!

*呼びかけに反応する場合は涼しい場所へ避難させる*
⇒反応しない場合は救急車を呼びましょう!

 

*服をゆるめ、水分や塩分を自力で摂取する*
⇒自力で飲めない場合は無理をせず体を冷やし、救急車を呼びましょう!

 

*そのまま安静にして十分に休息をとり、回復したら帰宅する*
⇒異変を感じたらすぐ病院へ!

 

 

体を冷やす場所は?

冷たいタオル・氷のう等で

首・わきの下・太ももの付け根
を集中的に冷やす!!!


 

医療機関に行く際は、倒れた時の状況を知っている人が付き添い、発症時の状況を伝えるようにしましょう。
また、休息している際も、できるだけ目を離さずに症状の変化に気をつけましょう。

 

 

新型コロナ対策と並行して熱中症対策を行い、暑い季節を乗り越えましょう!!!