2020年1月度 うっかりミスにご用心!

1.基本事項

・自分はどんな時でも絶対怪我をしない事を第一とした行動をする。⇒ 安全意識の高揚&安全第一
・指示された事を、指示された方法・手順で行う。→ 見よう見まねでやらない。(自己流)
・保護具(メガネ・軍手・安全靴)は、必ず着用する。→ 正しく着用。
・危険と感じたら、すぐに作業を止めて責任者へ報告する。
→ いくらまじめに仕事をしても、怪我をすると今までの努力は消える。⇒ 雇用の継続は、災害ゼロの継続です。
・自分の健康管理を確実に行う。→ 体調の維持。 休養・睡眠・栄養・ストレス排除。

 

2.1月度の安全衛生目標

 「うっかりミスによる事故防止」

 労働災害の9割以上の原因が、うっかりミスにあると言われています。

意図しないミスで意図しない結果が生じ、災害へとつながってしまう・・・

「やるべきことをやらない」「やってはいけないことをやる」ことだと思います。

 

人はミスする動物とも言われるほど完全な人は存在しません。

しかし労働災害を減少させるには、うっかりミスの減少が大切です。

労働災害減少の為、過去の労働災害を分析した内容を記します。

参考にしてうっかりミスの減少への努力工夫をお願いします。

 

1.うっかりミスの種類

危険軽視

最初は細心の注意を払うも、「このくらいは大丈夫だろう・災害は出ないだろう」と危険を軽視ミス → 標準作業遵守

近道・省略

(こうした方が早く終わるだろう)と危険軽視で、正規の作業手順ミス → 標準作業遵守

場面行動本能

 一点に集中し過ぎて周りが見えなくなり、危険軽視ミス → ヒヤリハット事例活用・安全意識高揚

疲労・不注意

 疲労が蓄積するといろんな能力の低下させ、ミスをする → 健康自己管理と相互監視・安全意識高揚

心身機能低下

 自分の機能低下(筋力・視力・記憶力・平衡感覚)を自覚せず、加重労働でミス → 作業環境の整備・見直し

パニック

 想定外の事例が発生し慌てて対応をミス → KYT等で、想定外の事例も注意喚起する

単純作業の意識低下

 単純作業で回りへの注意・意識が低下 → 本質安全化推進と安全意識高揚

錯覚

 認知ミス・聞き間違い・思い込み・勘違いによるミス → 教育・本質安全化推進・安全意識高揚

連絡不足

 正しい指示が伝わらずミス → 作業前ミーテイング・職場巡視

無知・未経験・不慣れ

 新人に多いルール無視のミス → 指示以外のことをやらせない・階層教育・作業標準整備

安全第一不徹底

 能率優先の作業 → 安全第一を基本とした標準作業の徹底

2.うっかりミスの対応

①技能・知識習得 → 装置・機械の操作方法・点検整備方法の教育指導の定例化→ 作業標準の整備

②危険個所の発掘と対応明記 → 職場巡視とKYT実施し本質安全化の推進 → 指差呼称の指示・安全意識の高揚

③本質安全化 → 人がミスをしても、危険な状態にならない機械・装置・作業環境をつくる

*”人はミスを起こしてしまう”を前提に、自己啓発・相互注意でミスの撲滅を目指しましょう!


(災害発生の3要因) ⇒ 要因一つで40%、二つで70%、三つで90%の確率で災害が発生する。

不安全行動 ⇒ 作業手順・作業方法・ルール等を、無視した行動。→ 作業標準を無視した行動

不安全状態 ⇒ 整理整頓がされていない・設備のトラブル多発・本質安全化の不備・体調の不備。

管理上欠陥 ⇒ 作業標準の不備・安全教育の不備・安全管理の不備・設備の管理不備・指示徹底の不備。

*①②は、皆さんが守る義務項目です。 この項目を無くせば、災害の70%を防止できる。

《通退勤途上の交通事故防止》

止まるだろう、大丈夫だろう運転から、止まらないかもしれない、ぶつかるかもしれない運転を心掛ける。
②雨天・降雪時気持ちに余裕を持って運転する。→ 自宅を5分前に出る。(速度違反・信号無視)をしなくなる。
③交通規則の厳守。→ 速度と信号を守る事が、自分と他人の身を守る基本事項です。

 *会社に登録した通勤経路を通ること。→ 危険の予知ができる。→ 事故防止につながる。