「転倒災害」は、「墜落・転落災害」、「はさまれ・巻き込まれ災害」とともに、発生件数の多い災害の一つです。
その数は、休業4日以上の全労働災害の約20%前後を占めています。
しかし「転倒災害」は、いつでも、どこでも、だれにでも発生するためか、「ちょっと転んだだけ」「ちょっと踏み外しただけ」のように軽視されがちです。そのため類似災害が発生しがちな災害でもあります。
厚生労働省によると、転倒の主な原因は、「滑り」、「つまずき」、「踏み外し」の3つになります。
「滑り」
- 床や通路が滑りやすい素材ではありませんか?
- 床面に水や油が飛散している状態ではありませんか?
- 滑りやすい異物が落ちている状態ではありませんか?
「つまづき」
- 床の凸凹や段差が有りませんか?
- 床に放置された荷物や商品などが放置されてはいませんか?
「踏み外し」
- 大きな荷物を抱えるなど、足元が見えない状態での作業をしていませんか?
あなたの職場も注意して見ると、危険個所があるかもしれません。危険個所を発見したら上司等に相談して、改善することが大切です。