日本ではタバコ離れの影響もあり徐々にたばこ工場が減っています。
毎日の疲れやストレスを癒すのになくてはならない、という方も多いですが、どのようにして作られているのでしょうか?
また、たばこ工場で働く人々はどんな仕事をしているのでしょうか?
たばこを製造する工場と、仕事内容についてご紹介します。
■たばこ工場での仕事
たばこは、ナス科の「たばこ」という植物が原料となっています。
原料となる葉たばこは、現在31にも及ぶ県で作られており、種類も現在の紙巻きたばこで使用されるものから、日本古来からある在来種まで栽培されています。
このたばこを製造し販売するのがたばこ工場での仕事となるのです。
たばこを製造する工場では、原料工程と製品工程の作業の2つに大きく分けられ、それぞれ仕事をしています。
原料工程では、主に葉たばこの加工や乾燥、熟成を行います。
葉たばこは、生産された場所や品種によって分けられ管理されているのです。
この段階で葉たばこの格付けも行われるのですが、専門の鑑定員であるリーフグレーダーが目利きをしていきます。
製品工程では、熟成された葉たばこを使い、銘柄ごとの味わいにブレンドしていく作業が主になります。
ブレンドされた葉たばこを「製品刻」と呼ばれる紙でくるみ、フィルターを入れてとチップペーパーで巻いて1本のたばこができるのです。
たばこはこのような製造作業、包装、梱包作業を経て、販売されていきます。
たばこは皆さんご存じの通り未成年は購入できません。
製品として出荷されると、許可を受けた販売業者を通じて消費者の手元に届くことになります。
このように、たばこ工場では原料工程、製品工程での作業、出荷作業など、様々な役割を担う職員がいるのです。
■たばこ工場で働くには?
たばこ工場で働く上で、資格や経験は特に必要とされない場合が多いです。
未経験でも仕事することが可能で、力仕事のない組み立て、仕分け作業、事務作業などは女性も活躍しています。
ただ、出荷作業などになると力仕事が必要な時もあります。
荷物を運ぶためのフォークリフトの資格を持っていると応募した際に有利になる可能性が高いです。
正社員はもちろん、契約社員やパート、アルバイトの募集もされているので、働きやすい仕事と言えるでしょう。
初めての方でも、たばこができるまでにどのような作業が必要なのは把握しておくことで、実際に仕事にあたるときにスムーズに理解できます。
働く前には事前に下調べを行い、たばこについての知識も身に着けておきましょう。