消防用のホースは今から400年ほど前にドイツで使われていた物が始まりです。
鞣革(なめしがわ)と言われる腐敗や固さを損なわない為に皮を加工した物を使い作られていました。
その後、軽さもあり吸水性が高く、高水圧にも耐えられる麻で作られている物が主流となりましたが、合成繊維の発明が進み現在のゴム製となっていったのです。
消防用のホースには、平ホース・保形ホース・大容量泡放水用ホース・濡れホースの4種類があります。
長さも豊富にあり、白色が主流でしたが現在では黄色やオレンジ色など様々な種類が増えてきました。
蓄光や反射の性質を持つ物など時代によって様々な商品が作られてきました。
■消防用ホース工場の仕事内容
主に機械で製品を作っていく作業になります。
素材を張り合わせる作業や織り込む機械のオペレーター、出来あがったホースに亀裂や不備がないか調べる検査など、様々な工程があります。
長いホースを運んで機械に乗せるなどアクティブな作業の他に、繊維を扱う細かな作業などもあります。
1人1人に持ち場があり、機械を使ったラインでの作業なので、流れ作業にはなりますが速さを求めているわけではないので、自分のペースでじっくりと仕事に集中する事が出来るでしょう。
■消防用ホース工場にはどのような人が就いている?
加工の多くは機械を使った作業になり、スイッチを押すだけと簡単な為に、必要な資格等は必要ありません。
工場での仕事のため、製造ラインで働いた経験のある方は有利かもしれませんが、マニュアル通りに仕事をすれば良いだけなので、初心者でも安心です。
マニュアル通りにきっちり仕事が出来るのであれば、向いている仕事と言えるでしょう。
ですが、消防用のホースなので長さもあり、10kgや20kgなど重い物を扱う事が多くありますのでアクティブな仕事です。
そのようなラインでは、男性が多く活躍している事も特徴です。
中には、糸などを使った細かな作業に携わるラインもありますので、女性や手先が器用な方にもオススメ出来る仕事です。
日中のみの時間帯や夜の間だけ仕事をする夜勤として働くなど、時間帯が選べるので、自分の好きな時間に働く事が出来ます。
また、消火用のホースですので、緊急時に使う物になります。
じっくり丁寧に作業をする事が大切ですので、仕事の早さも大事ですが、製品の正確さが第一条件になります。
何事にも一生懸命集中して行い、確実に作業を進めてくれる人を求めている職場です。
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