木材加工工場では森林から切り出された原木を機械で切断し、発注に合わせて様々な形やサイズに加工する工場です。
主に細い丸太は、荷物の保管や輸送の際に使用される梱包材やパレットに加工され、太い丸太は住宅の柱や、家具の部品へと加工されます。
木材加工は人々の暮らしと密接な関係を持っており、需要が尽きることはありません。
住宅や建築の技術の高まりと共に、今後ますます発展していく分野の一つと言われています。
■木材加工工場の主な仕事内容
工場ではます、森林から切り出された原木の仕分けを行います。
原木の材質・長さ・径級に応じて、芯持ち材用・板材用・化粧材用などに選別され、さらに長さも1m~8mと細かく区分分けされます。
その後、仕分けされた丸太は皮むきを施され、製材工程へと送られます。
製材作業では、切り出された丸太の木の性質を良く判断し、その木材に適した角材に加工します。
芯持ち・板材・化粧材など用途別に1本の丸太からいかに無駄なく価値ある製品を採材するかが重要なポイントとなります。
木の性質を見極め、最良の判断が求められる為、この作業には熟練の技が必要です。
原木から切り出された木材はしっかりとした木材にする必要があるので1ヵ月~3ヵ月をかけて乾燥を施します。
急に乾燥させてしまうと色が黒ずんでしまったり、割れ目が起きてしまうので時間をかけて徐々に乾燥させてゆきます。
乾燥された木材は、強度測定や含水率測定などの検品が行われ、その後、必要・要望に置維持手カンナ仕上げなどの加工を施され出荷されて行きます。
■どんな人が仕事に向いている?
大木を扱う仕事ですので体力や筋力に自信のある方が向いています。
設備は工場によってずいぶん異なりますが、大型のものから小型の物まで機械を良く扱う仕事です。
機械の操作は難しくありませんが、危険が伴う作業と言えるでしょう。
また、仕事場は木が温度の変化に弱い為、一般的に冷暖房が完備されていない工場が多く、夏は暑く・冬が寒いので、暑がりの方や寒がりの方には向かないお仕事と言えます。
木材という天然素材と向き合うので、木そのものの特徴や個性を見極める力が重要です。
そのため、熟練の職人になるまでは辛抱強さが必要となります。
毎日コツコツ学び、経験や知識を積み重ねられる人ならば長く続けていける仕事です。
職人の方の中には、負けず嫌いで努力家な肩が多く、プライドを持って仕事をしている方が多く見受けられます。
また、自分の関わった製品を目にする機会も多く、やりがいを感じている人が多い様です。
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