家具工場の仕事内容 家具職人は弟子入りが必要?

家具工場

 

家具工場では、テーブルや椅子、食器棚などオーダーされた受注生産に対してできるだけ早く正確に次工程に引き渡すかが重要になります。
設計や品質基準に沿ってパーツを加工技術や木工を手がける職人技が必要になる場合もあるでしょう。
大型家具以外にも、シェルフ棚やペンスタンドなど小物家具を扱った家具工場もあります。
いずれにしても家具は、生活のためにそなえておく道具として大切なものです。
オフィス家具やスチール家具も豊富に出まわりはじめ、一般住宅や建築での技術向上において、家具も空間デザインの一つとして今後発展していく分野の中の一つとして考えられていくでしょう

 

 

■家具工場での主な仕事内容

 

 

家具も工場製品と同じように、様々なパーツを加工する作業によって分業されています。

技術や工具などによって製品も異なり、テーブルや椅子などの脚物家具や小物家具を扱っているクラフト工房も家具工場に分類されるでしょう。
木工を手がける木工職人や塗師屋と言われる塗装職人に大きく分けられていますが、フライス盤やNCなどの機械を使用して、家具の原料である木材を切断、加工、組み立てる作業を行っているところが多いです。
椅子のフレームや座卓の脚を滑らかに研磨する作業は、専用機械にあてると細かい霧のような木粉が舞うので、マスクや保護メガネなどの着用が必要です。

 
熟練の職人技術を用いて専用機械を使わずに手作業で一つひとつ研磨する作業もあります。
パーツの着色、ウレタンなどでの吹きつけ塗装では、木粉が他の製品に付着してしまう可能性があるので、通常は木工部と離れた場所で作業を行います。
取り扱う材料は木材だけに限らず、接合部分には金属やガラス装飾品、付属品を取り付ける作業もあり、最終的に異常がないか規格通りの仕上がりかどうか点検する工程もあります。
直接お客様にお届けする出荷作業も家具工場の中の一つと言えるでしょう。

 

 

■家具工場ではどんな人が向いているのか?

 

 

家具は普段身近なものに使用しているので、機械製品が苦手という人でも親しみやすいでしょう。
特別な資格を持っていなくてもできるお仕事なので、初心者の方でも安心して始められる業種です。
比較的に簡単な構造の家具から部品の組み合わせ、組み立てなどたくさんの作業工程がありますが、どの作業も専用の機械を使って行うので特別な知識がない未経験の方でもできる仕事です。
しかし、大きな材木を扱って切断や加工をする作業は、立ち仕事や力仕事になる場合もあるので、体力に自信がある人におすすめします。
部品加工やパーツの取り付けは、細かく正確な作業をしたい人に向いているでしょう。

 

 

■家具職人に弟子入りする場合

 

 

なお、家具工場には大手のメーカーと小さな家族経営の職場があります。

家具職人が経営している職場ではほとんど求人が出ていないため、現地に直接行くなり電話するなりして採用情報を直接確認する必要があります。

 

中には、弟子入りして修行する必要がある場合もあります。その場合はお給料もかなり少なくなることが予想され、またすぐに一人前になることも難しく長年に渡る忍耐が必要となります。

自分の手でいちからすべての工程に関わり家具を作ってみたい方は、こういった職人に弟子入りする方法も検討してみてください。

なお、最近では女性が家具職人に挑戦するケースも増えているそうで、以前のように男性ばかりの職場というイメージは少なくなっているようです。