布団製造工場の仕事内容 布団の作り方

布団工場

布団は、私たちの暮らしになくてはならない存在です。
人間にとって睡眠は必要不可欠で、より良い睡眠時間にするために布団は大切な役割を果たします。
そんな布団を製造する工場での仕事内容と、その仕事に向いているのはどのような人なのかを紹介しましょう。

 

 

■布団製造工場での仕事内容

 

 

布団製造工場では、9つの作業に分かれます。作り方はこのようになっています。

 

1:生地検査
中に入れる羽毛が穴から吹き出すことのないよう、生地に不良がないか厳しくチェックする作業です。

 

2:裁断
生地を裁断着等で裁断し、正しく検査します。

 

3:毛書き作業
美しく仕上げるために真っ直ぐに線を書きます。

 

4:側縫製
表と裏の生地の間にマチを作り、羽毛が入るマスを縫います。

 

5:羽毛吹き込み
羽毛を殺菌し、それぞれのマスに均等に入るように吹き込む作業です。

 

6:口閉じ
羽毛の吹き込みが完了すると、吹き込み口と閉じて品表を縫います。

 

7:針検査
針が残されていないか、検針チェックを行う作業です。

 

8:最終チェック
正しく製造されたか、傷や汚れがついていないかなど、1枚1枚厳しく検査して完成します。

 

9:納品準備
出来上がった布団を専用のバッグに入れて出荷となります。

 
このように、布団製造工場では様々な工程で手作業が必要となります。生地を縫い合わせる作業では、熟練の職員が丁寧に行い、1枚の布団が完成するのです。
中に入れるのがポリエステル等の綿の場合もあります。

 

 

■布団製造工場で働くには?

 

 

仕事内容でも紹介したように、布団製造の工場では手作業が多くなります。
そのため、作業工程の中の側縫製や口閉じなどは、経験のある熟練のスタッフが作業にあたることになるのです。
服飾関係の学校や仕事でミシンの経験がある方には、向いている仕事と言えるでしょう。
ミシンでの縫いつけは機械が行うという工場もありますが、手作業で作業することが多い職場です。
検査の作業や梱包作業では、ミシンを使用しない所もありますが、ミシンの経験があればある程採用される可能性が高くなるでしょう。

 

 

縫製の技術を持っていた方がもちろん有利になることは間違いありませんが、多くの布団製造工場では未経験者であっても応募は可能となっています。
手作業で縫いつける作業は未経験者には難しいものの、補助作業であったり、大きなマシンを使った作業、検品作業などは布団製造工場で働いたことがない人やミシンの縫いつけができない人でも作業できます。
工場によっては適性を見てからどの作業を分担させるのか決める場合もあるので、未経験者の方もぜひチャレンジしてみましょう。