カラーボールと言うと、お子様のおもちゃのカラフルな大小様々なボールのことをイメージされる方が多いと思います。
昔は軟式テニスボールのようなものやゴムボールが主流でしたが、技術が発達して子どもから大人まで愛されるカラーボールができたのです。

 
カラーボールは、軽いものが多く、大きさも種類も豊富で人気のおもちゃと言えるでしょう。
このカラーボール工場で働く人はどのような仕事をしているのでしょうか？
また、カラーボール工場で働くためにはどうすればよいのか紹介します。

 

 

■カラーボール工場での仕事内容

 

 

カラーボール工場では、主にカラーボールを制作するための企画から製造・販売までを行いますが、それぞれの部署によって仕事は異なります。
注文も受け付けている会社も多く、様々な色・デザイン・大きさなどの希望にも対応できます。
カラーボールは「回転成形機」という機械で成形している工場が多いですが、材料は塩化ビニルの粉と可塑剤を混ぜたものです。
成形すると始めは無色透明で、その後様々な色に着色していきます。

 
ボールを製造するために機械は非常に高熱を出すので、暑い工場内の中でこれらの機械の操作が行われています。
ボールの成形と着色が終わると、ボールに穴を空け空気を入れていきます。
それぞれの工程がすべて完了すると、販売するための準備段階に入り、パッケージ詰めをしていく作業に移ってカラーボール製品の完成です。

 

 

■カラーボール工場で働くためには

 

 

カラーボール工場で働くには、企画・製造・販売など、どの仕事になるかにも変わってきますが、製造に携わる場合は、高温の機械を扱うことになります。そのため、専門の機械を扱うことができるかどうか、会社側に判断されることになるでしょう。機械を扱う技術が必要になってきますが、初めてでも少しずつ経験して技術者になる方も少なくありません。

 
専門の機械が扱えるという資格を取得するのも手ですが、企画・販売での仕事を経験した上で製造部署へ異動される方もいます。
製造の部署では、男性がメインで作業にあたりますが、企画・販売では女性も活躍しています。

 
また、工場見学を受け入れている所も多く、その案内や専門スタッフとして仕事をするケースもあるでしょう。
企画から商品完成まで様々な工程の中で、どの部署に携わりたいかによっても仕事内容は変わっていきます。
多くの人々が関わって、1つの物が出来上がるというのはとてもやりがいを感じさせることでしょう。