転職時の面接でよくある6つの答えにくい質問と回答例をご紹介!

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

転職時の面接では、中途採用ならではの質問をされることも多いです。

時には「上司が年下でも大丈夫ですか?」「その年齢で管理職の経験がないのですか?」など、答えが詰まってしまうような質問を投げかけられることもあります。

そこで今回は、転職時の面接で想定される6つの答えにくい質問に対して、それぞれの回答例とポイントをご紹介していきます。

 

 

■質問1:仕事上の大きな失敗談を教えてください

 

この質問では、「仕事上の失敗にどのように対処するか」や「失敗から学んで成長できる人物かどうか」を見極めようとしています。

 

回答例:前職で初めて社内コンペの進行役を任された際に、会場の準備や資料配布に手間取ってしまい、開始時刻を予定より大幅に遅らせてしまったことがありました。

その経験から、慣れない仕事をする時は事前準備がいかに大事かを学びました。

以来、新しい業務に取り掛かる時は、あらかじめ作業の進め方をシミュレーションする癖が付き、どのイベントでもスムーズな進行を評価していただけるようになりました。

 

ポイント:「失敗は特にありません」と答えてしまうと、自己を省みられない人だと捉えられる可能性があります。

失敗を正直に話した上で、どう対処したかや失敗から学んだことまで伝えましょう。

 

 

■質問2:上司が年下でも大丈夫ですか

 

中途入社の場合、必ずしも上司が自分より年上とは限りません。

特に革新的な技術や製品、サービスの開発などを行う企業や、比較的設立年数の浅い企業では、若手社員が早期に昇進する傾向にあります。

この質問では、「若年層の社員と良好なコミュニケーションがとれるか」、「年齢に関係なく個々の能力や役割を尊重できる人物か」などを確認する意図があります。

 

回答例:上司が年下であっても全く気になりません。前職でも事案によっては後輩が指揮を取り、私が指示に従って業務を遂行する機会も何度かありました。

若い社員の仕事の進め方や考え方に触れることは、自分が成長する上でも良い刺激になると実感しました。

御社に入社できましたら、年齢に関係なく積極的に社員のみなさんとコミュニケーションを取り、一日でも早く信頼を得られるよう精進していきたいと考えています。

 

ポイント:「上司が年下でも大丈夫です。」だけで終わらせるのではなく、大丈夫とする根拠まで説明することで説得力を持たせます。

年下の上司のもとで働いた経験がない方も、趣味のサークルで年下のリーダーと一緒に活動した経験などがあれば、それについて話してみても良いでしょう。

 

 

■質問3:当社は個性的な社員が多いが馴染めそうですか

 

この質問には、多様性のある職場に対して適応力を確認する意図があると考えられます。

自分とタイプの違う社員でも、避けたり衝突したりするのではなく、異なる考えや意見をしっかり受け入れる姿勢があることをアピールしましょう。

 

回答例:これまでも様々なバックグラウンドを持つ方々と仕事をしてきた経験があるため、問題ありません。

むしろ、ひとつの課題に対して多角的な意見を聞けることは、自分の見聞を広められるチャンスでもあると感じています。

 

ポイント:質問に戸惑った時は、「個性的とは例えばどのような人でしょうか」と聞いてみるのもおすすめです。

面接官が言う「個性的な人」が具体的に把握できれば、質問にも答えやすくなります。

 

 

■質問4:仕事でストレスを感じた時の対処法はありますか

 

この質問では、ストレスへの耐性が重視されることが多いですが、ストレス耐性が高い人の方が採用に有利というわけではありません。

ストレスを感じたとしても、それを自覚し自分なりの対処法を持っている人であれば、大抵のことは乗り越えていけると期待できるからです。

 

回答例:前職で、お客様から理不尽な要求をされてお断りしたところ、暴言を投げつけられてストレスと共に強いショックを受けたことがありました。

そこで、上司に相談したところ「適切な対応だった」と言ってもらえたことで、気持ちが軽くなりました。

以来、仕事でストレスを感じた時は、上司や同僚、周りの人に話を聞いてもらうなどして、自分だけで抱え込まないようにしています。

 

ポイント:ストレス解消法は、ドライブや映画鑑賞など自分なりのもので構いませんが、暴飲暴食など健康面が心配されるようなものは避けましょう。

 

 

■質問5:残業は可能ですか

 

言葉通り「残業が可能かどうか」を確認する以外にも、残業に対する捉え方を聞き出す意図も含まれます。

 

回答例:急な残業の場合は対応が難しいこともあるかもしれませんが、繁忙期ややむを得ない状況の場合はできるだけ対応したいと考えています。

 

ポイント:残業をできない事情があったとしても「できません」で済ませるのは印象が良くありません。

残業ができない理由を伝えた上で、残業が発生しないよう効率的に仕事を進めることや、どうしても必要な場合には対応するなどの意思を伝えることが大切です。

 

 

■質問6:その年齢で管理職経験がないのですか

 

いきなりこの質問をぶつけられると、管理職経験がないことを軽んじられているように感じますが、単に事実確認として聞かれる場合もあります。

また、面接官によっては、将来的に管理職として働く意思があるかどうかを確認しようとしていることもあるようです。

 

回答例:管理職としての肩書はありませんでしたが、前職で新人教育を任された経験から人材育成に興味を持つようになりました。

御社に入社できましたら、必要に応じて人材育成を積極的に行えるよう、現在マネジメントについて本やセミナーなどで勉強中です。

 

ポイント:管理職経験がないことを責められていると受け取り、委縮してしまい「はい、ありません…」だけで終わらせないようにしましょう。

管理職の肩書がなくても、プロジェクトのリーダーを任された経験や新人養育を行った経験があれば、遠慮することなくアピールしてください。

 

 

 

今回は、転職時の面接でよくある6つの答えにくい質問と回答例をご紹介しました。

想定外の質問が来ると焦ってしまいますが、まずは面接官の質問の意図を正しく理解することが大切です。

ヴェルサスでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが、応募書類作成のサポートから面接に関するアドバイスまで丁寧に行っています。

転職時の面接に不安を感じている方は、ぜひヴェルサスにご相談ください。