転職で給与が下がっても受け入れるメリットとは?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

転職活動をする目的は人それぞれですが、給与・年収アップを目指して転職する方もいるでしょう。

転職活動を行う中で給与交渉すること自体は特に問題ありませんが、うまく交渉しないと給与が前職と比べて同額または下がってしまう恐れがあります。

しかし、実は給与が下がってしまっても「転職活動に成功した」と言える事例もあります。

なぜ給与が下がっているにも関わらず、転職に成功したと言えるのでしょうか?

今回は、転職で給与が下がっても受け入れるメリットについてご紹介します。

これから転職活動を行おうと検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■転職することで給与が下がりやすいケースとは?

 

転職活動を行う上で年収アップを目指す方は多いですが、実際にその目標を叶えられる人は一握りに限られてしまいます。

場合によっては前職と比較して年収が1/3までに落ちてしまったケースもあるようです。

まずは転職することで給与が下がりやすいケースとは具体的にどのようなものなのか、解説していきましょう。

 

 

・大手企業から中小企業へ転職した場合

 

単純に大手企業と中小企業では、基本給や福利厚生などが異なります。

そのため、大手企業から中小企業へ転職すると、どうしても給与が下がったと感じてしまいやすいです。

 

 

・現職(前職)の給与が高かった場合

 

一般的な年収と比較して、現職または前職の給与が高かった場合、転職先の年収がある程度高くても下がったと感じてしまいます。

特に外資系の営業職や戦略系のコンサルティングファームなどから一般的な企業へと転職した場合によくみられます。

 

 

・インセンティブを多くもらっていた場合

 

営業職などでは基本給とは別に、実績に応じてインセンティブ(成果報酬)をもらっている場合があります。

このような職種からインセンティブのない一般的な企業へ転職した場合、その分の給与は減っているように感じられるでしょう。

 

 

・定年を迎えてから転職した場合

 

大手企業などで定年を迎えてから、転職活動をして働き始めた場合、いくら経験や実績があるからといっても年齢の関係で給与が下がってしまう可能性は高いです。

 

 

・未経験の業種や職種へ転職した場合

 

これまでやってきたこととは全く違う業界に転職する場合、給与が下がってしまう場合もあります。

新卒とは異なり、転職者に対して企業側はある程度の経験や知識を持つ即戦力を求めている傾向にあります。

しかし、未経験の業界・職種に転職するとなると実績がない状態からのスタートとなるため、給与も下げざるを得なくなります。

 

 

・労働時間が短くなった場合

 

働き方改革によって、多くの企業が残業時間を減らすための取り組みを行っています。

前職が残業時間の多い職場だった場合、残業時間の少ない職場に転職することで残業代がもらえないことから、給与が下がったと感じやすいです。

 

 

■転職で給与が下がっても受け入れるメリットとは?

 

一般的に給与が下がってしまうことはデメリットと捉えられてしまいますが、考え方や違う視点から見るとメリットに感じられる部分もあります。

ここでは、給与が下がってしまう場合でもそれを受け入れて転職するメリットをご紹介します。

 

 

・中長期的に見て給与が上がると予測できる

 

転職した直後は給与が低くても、徐々に経験を積み、企業にとって戦力となっていくことで給与が上がっていく可能性はあります。

給与が上がるかどうか予測するためには、同じようにその会社へ転職した人のケースを参考にしたり、昇給・昇格について調べたりしてみましょう。

 

 

・スタートアップ企業への転職は給与が上がる可能性がある

 

スタートアップ企業とは、これまで市場になかったアイデアやビジネスモデルによって、新しいサービスを打ち出し、ゼロからビジネスを打ち出していく企業を指します。

スタートアップ企業は事業が波に乗るまで資金面が安定しないため、給与も低めに設定されています。

しかし、スタートアップ企業はこれまでになかった事業を展開することになるため、事業が拡大していけば一気に企業が大きくなり、給与のアップも十分に考えられます。

 

 

・自分のやりたいことができる、やりがいを感じられる

 

いくら給与が高くても、今いる会社では自分がやりたいことはできないと感じることもあるでしょう。

また、やりがいを感じられない仕事に対してはやる気やモチベーションも低くなってしまいます。

給与は二の次として、自分のやりたいことができる職場ややりがいを感じられる職場に転職することで大きなメリットを感じられるでしょう。

 

 

・理想のワークライフバランスを実現できる

 

インセンティブが設定されているような企業では、成果を重視していることから多忙を極めてしまうことも少なくありません。

休日でも仕事のことを考えてしまったり、対応に追われたりしていることで家族との時間や趣味の時間も作れなくなってしまいます。

こうした仕事のやり方に疑問を持った場合は、給与が下がっても理想のワークライフバランスが実現できる企業に転職した方が、生活そのものが充実する可能性が高いです。

 

 

■転職活動を始める前に「軸」を明確にしよう

 

自分にとって給与から福利厚生、職場の雰囲気、人間関係まで、すべてがうまくいくケースはそれほど多くありません。

そもそも良い条件の職場は求人を出してもすぐに応募で埋まってしまい、チャンスもつかみにくくなってしまいます。

それでも転職活動をできるだけ成功に導くためには、まず軸を決めておくことが大切です。

軸を決めるためにはまずすべての希望条件を書き出し、優先順位を付けていきます。

優先順位にしたがって求人を探していくことで、自分にあった転職先も見つけやすくなるでしょう。

優先順位で給与が下になると前職より下がってしまうかもしれませんが、その分仕事をする上で大切にしたいことが最優先されるため、満足度の高い転職となる可能性が高いです。

 

 

今回は、転職活動で給与が下がったとしても受け入れるメリットについてご紹介してきました。

転職は自分に合った働き方・職場を見つけるための活動です。

現職または前職の給与は高かったものの、どこか不満を持って仕事をしてきた方もいるでしょう。

転職先によっては給与が下がってしまう可能性もありますが、それ以上にメリットに感じられる部分があるかもしれません。

まずは自身の中で転職の軸を明確にして、どんな条件を優先すべきか決めてから転職活動を始めてみましょう。

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キャリアアドバイザーによる転職活動のアドバイスも実施しているため、不安な方はお気軽にご相談ください。