こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
現在、転職市場に大きな波が来ています。
転職すれば年収アップにつながり、転職しなければ収入減・適正な収入を得られないという時代の変化が到来しているのです。
「年齢が若かったり、キャリアやスキルがあったりする人だけの話ではないか」と思う方もいるかもしれませんが、すべての方にとって転職が有利になるという話です。
今回は、転職すれば年収が上がる時代が来ることを3つの理由から裏付けしていきます。
年収を上げたい方はもちろん、転職に興味がない方も時代の変化を感じ取るためにもぜひ参考にしてください。
■転職に追い風!不況でも年収が上げられる時代が来る
就職に就職氷河期があるように、転職市場にも波があります。
今までは景気に連動して、好景気では「転職したらもっと年収が上がる」と転職市場は盛り上がり、逆に不景気が続くと「安定した場所で雇用され続けている方が大切だ」と停滞し、活気がなくなっていました。
このようなサイクルで転職市場は動いていましたが、これからの時代は変わってきます。
転職市場は右肩上がりに伸び続け、拡大していくとされているのです。
コロナの影響で一時的に求人数が激減しましたが、2021年度には減少傾向は収束し、2022年度からは求人数が伸び続けています。
多くの業界で中途採用を積極的に行うようになり、求人数が過去最高値を叩き出す企業も増加傾向にあります。
人材の需要と供給のバランスが崩れているので、これからもこの流れは収まることなく、企業は人材確保に向けて争奪戦を繰り広げていくでしょう。
現に、飲食業界では人材確保が難しいことから賃金の大幅アップをアピールし、募集をかけている企業が多いです。
物価が上がったことで賃金の上昇が見込めず、不景気ばかりに目が行きがちですが、転職して収入アップにつながる時代がやってきていることは知っておきましょう。
■年齢不問!何歳になっても転職が可能な世の中になる
少子高齢化によって、これからの時代ますます生産年齢人口(15~65歳未満の人口)が減っていきます。
国民の4人に1人が75歳の後期高齢者になり、雇用にも大きな影響を及ぼすとされる「2025年問題」も注目されています。
2022年の出生数は80万人を割れ、予定よりも8年速いスピードで人口減少が訪れており、7年連続で過去最少を記録しています。
人口の自然増減数は78万人と、こちらも過去最大の減少を見せていました。
佐賀県や山梨県の人口と同規模の人口が1年で消滅したことになり、少子高齢化を肌で感じる人も多いでしょう。
今後も若年層は減少傾向にあるため、若いというだけで企業からの需要は高く、重宝されるでしょう。
就職は新卒者有利の構造が続いていましたが、新卒に限らず第二新卒者の需要も急激に拡大しており、35歳以上のミドル層の転職も活発に行われるようになりました。
今後どの業界においても人手不足の問題に直面するので、年齢の壁はさらになくなり40~50代、健康であれば60代でも需要がある世の中に入っていきます。
年齢に関係なく転職が可能な時代がやってくるのです。
■異業種への転職も問題なし!
今まで日本では終身雇用をメインとしたメンバーシップ型の雇用をしていました。
しかし、安定した企業に入ったからと雇用が約束された時代は終わりつつあります。
コロナの影響で突然職を失ったり、倒産したり、働き方や価値観も大きく変わり、確実に安定した収入を得続けるのは難しいと判断する方も増えたのではないでしょうか。
そんな背景もあり、欧米で主流のジョブ型雇用を導入する企業も増えてきました。
ジョブ型雇用とは採用段階で、職務内容を明確に定義して雇用契約を結び、職務や役割などから評価する雇用システムを指します。
終身雇用とは異なり、主体的にキャリアを構築していけるのでジョブ型雇用に注目している転職者希望者も多いです。
しかし、フレキシブルに対応できる企業なら別ですが、新卒一括採用を取り入れる企業では導入が難しいのが現状と言えます。
そんな中でこれからの転職市場で必要とされてくるのは、業種や職種が変わっても活かせられる「ポータブルスキル」です。
今まで培ってきた数値では表せないスキル、例えばリーダーシップ力やコミュニケーション能力といったものが含まれます。
これまでのキャリアに一貫性がなく、転職回数が多かったとしても転職先でポータブルスキルが再現でき、仕事に対する熱意が相手に伝えられれば面接通過も可能になるでしょう。
近年の面接現場では、採用担当者は応募者の学歴やスキルではなく、面接の受け答えや第一印象を重視し始めています。
ポータブルスキルが活かせられる転職黄金期がやってくると言えるでしょう。
■インフレが転職の年収アップを可能にする!
転職で年収が上がる理由として最後に紹介するのは、インフレについてです。
インフレとは、物価が上がりお金の価値が減ってしまうことを指します。
日本では長期間にわたって低水準な物価傾向にあり、デフレ時代が続いていました。
新型コロナウイルスやウクライナ戦争などで世界情勢は大きく変化し、世界中で各種原材料の価格高騰が騒がれています。
インフレは生活費が上がり、賃金も上がっていないのでマイナスに捉えられがちですが、転職市場においてはプラスに働きます。
賃金上昇も金利上昇も、離職率や景気の上昇より少し遅れて反映されるものです。
そのため、これから先は給料も徐々に上がると考えられます。
2023年に政府から企業に対して物価上昇に伴う賃金引き上げの要請もあり、優秀な人材確保のために賃金アップを発表する企業が続いているのも記憶に新しいでしょう。
また、もう1つ注目してほしいのが求人に記載されている収入欄です。
人手不足の中、少しでも人材を確保するために賃金上昇率よりも大幅にアップした金額で求人募集をしています。
インフレが加速するアメリカや欧州では転職後年収が増える現象も発生しており、物価高騰が続く日本も同じように、転職すると年収が大幅に上がる時代に突入し始めているのです。
今回は、転職で年収が上がる時代が到来すると言われる背景や理由についてご紹介しました。
これまでの転職とは異なり、これからやってくる転職黄金期は年収アップも見込め、やりがいや生き方、働き方を重視し始めた私達にとってまさにチャンスだと言えます。
今まで培ってきた自分のポータブルスキルを活かして、転職活動を優位に進めましょう。
ヴェルサスでは多くの求人を取り扱い、専門のキャリアドバイザーによるアドバイスも行っています。
転職活動でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。