こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
転職について調べていると、「キャリア」という言葉を目にする機会も多いのではないでしょうか。
「これまでのキャリアを活かし…」「もっとキャリアを積みたい」など、履歴書に書いたり、面接で言ったりしている人もいるでしょう。
しかし、そもそもキャリアとはどういう意味なのでしょうか?
また、どういったキャリアなら転職において有利になるのでしょうか?
今回は転職活動における「キャリア」について詳しくご紹介していきます。
どういったキャリアなら転職市場で評価対象となるのか知りたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。
■そもそもキャリアとは何か
近年目にする機会も増えた「キャリア」という言葉は、広義では「生き方」を指しますが、就職や転職ではこれまでの仕事の経歴・経験を意味する言葉として広く使われています。
そのため、「キャリアを積む」といえば職業上の経験を積むこと、「キャリアアップ」といえばより高い給料をもらえる職場への転職や専門的な知識を身に付けることといった意味として使われています。
しかし、厚生労働省は「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」をキャリアの概念として提唱しています。
つまり、本来キャリアという言葉は、仕事の経歴や経験を指す言葉でなく、働くことにまつわる生き方や、働くことの継続的な過程を指しているのです。
キャリアを積むとは、ただ単に仕事の経験を積むということではなく、仕事に取り組むその過程において知識や技術、経験を身に付けること、そして人間性も含めて自分自身の生き方を磨いていくことなのです。
■転職市場で評価の対象となるキャリアとは?
キャリアは仕事の経験だけでなく生き方も含めたものと言いつつも、それだけではいけないのが転職市場です。
残念ながら転職活動では、企業に評価され有利になるキャリアとそうでないキャリアがあります。
そして、日本では主に以下のポイントからキャリアが判断される傾向にあるので紹介します。
・経験
どのような技術や知識を持っているのかを示す経験はキャリアを判断する上で重要です。
・転職履歴
これまでどのような会社に勤めていたのか、転職回数や社格も含めた転職履歴もキャリア評価に影響します。
・年齢
日本特有といわれていますが年齢も判断基準です。
・考え方・人間性
どのような考えや人間性を持っているのかも重要な判断基準です。
・トレンド
時勢やトレンド、景況感も少なからず関係します。
どれか一つではなく、これら全てを掛け合わせた上でキャリアは判断されます。
例えば、これまで転職回数が3回の40代男性がいたとします。
この条件だけ見ると、転職回数も多く年齢も比較的高いため、転職は不利に感じるかもしれません。
しかし、この男性は就職してから一貫してシステムエンジニアとして経験を積んできました。
まだまだ市場拡大が見込めるアプリ開発にも携わっており、もっと経験を活かせる仕事をしたいと転職を希望しているのです。
このような方は、転職回数が多くてもキャリアが評価される可能性は高いでしょう。
つまり、転職ではどれか一つが悪いから駄目というわけではなく、先ほどのポイントを総合的に見て評価されるのです。
■経験だけではない!転職で成功するのはどんな人?
キャリア評価は、知識や技術、人間性、そして経歴にトレンドも大きく関係してきます。
ただ経験を積むだけでは評価されないのが転職の難しいところです。
しかし、どうすれば転職で高い評価を得られるのかは気になる部分でしょう。
最後に、転職で高く評価される人にはどのような特徴があるのかご紹介します。
・自分を客観的に見ることができる
自分の足りない部分に気付ける、自分基準で物事を考えない、自分の感情に振り回されないなど、自分を客観的に見ることで得られるものは大きいです。
ただし、自分を客観的に見るということは、簡単そうに見えて、実は非常に難しいです。
だからこそ客観的に見ることができれば、それは大きな強みとなり転職活動にも活かせるようになるでしょう。
・口だけではない
いくら自分を売り込むのが面接とは言っても、口だけなら何とでも言えるものです。
採用担当者も慣れていますから、言われた言葉をそのまま素直に信じてくれるわけではありません。
だからこそ、面接では実績を交えて話したり、やり取りの中で人間性をアピールしたりする必要があるのです。
この人は口だけでないのだと思わせることが転職活動では大切です。
・実績がある
どれだけ知識や技術があると言っても、実績がなくては高い評価を得るのは難しいです。
例えば、資格でも取得しただけでは評価されないことが多いです。
その資格の実務経験はあるのか、実務経験を通してどんな実績を得たのかまでなければ、高い評価にはつながりません。
これまでどのような結果や成果を出したのか、それがどの程度影響力のあることなのか、何かアピールできる実績が転職活動では重要です。
・人当たりの良さ
転職活動では、人当たりの良さも面接時に見られています。
会社にとってどれだけ仕事ができるかは非常に大切です。
しかし、一緒に働きやすい人物かどうかも同じくらい重要なのです。
面接担当者は、何気ない話し方や態度から人当たりの良さを判断しています。
周りの空気を読みながら行動したり会話をしたりできるか、円滑な人間関係を築けるかなども、転職活動では評価につながります。
転職活動における「キャリア」では、経験が最も重要であるかのように考えられています。
しかし、今回紹介したように、キャリアとは経験、転職履歴、年齢、人間性、トレンドという5つのポイントが複合的に合わさって判断されるものです。
つまり、経験だけあれば良いものではないのです。
特にこれからの時代は、先を見据えて行動すること、年齢に応じた実力を身に付けること、そして人間性を磨くことが求められています。
そのためにも、自分なりに優先順を決め、キャリアを描いていくことが大切です。
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