こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
企業から内定をもらった際に、「身元保証書」の提出を求められる場合があります。
書類を提出するには、身元保証人の記載が必要ですが、頼める人がいない場合、内定は取り消されてしまうのでしょうか?
今回は、転職する際に身元保証人がいないと不利になる可能性について詳しくご紹介します。
今後、転職することを検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
■身元保証人がいないとダメな理由
身元保証人とは、会社に損害を与えた本人が賠償責任を全うできなかった場合、代わりに責任を負う役割のことを言います。
身元保証人になるためには、安定した収入を継続的に得られる人物でなければ認められません。
サインすれば誰でもなれるというわけではないため、注意してください。
また、配偶者は懐具合が同じであると判断されるケースが多く、身元保証人として認められない可能性があります。
転職する際に提出を求められる身元証明書には、身元保証人を記載する欄があります。
基本的に、身元保証人がいない場合は採用されません。
企業は採用活動を行う際、面識のない人材を雇うことがほとんどです。
雇用契約を結ぶ上で、雇った社員が今後会社に損害を与えた場合、賠償責任を全うできるかどうかは企業にとって大きなリスクとなります。
また、入社後、無断欠勤や本人と連絡が取れないなど、何かしらのトラブルが発生した場合の窓口としての役割も担っています。
身元保証人には、「金銭賠償機能」と「人物保証機能」があるのです。
入社後、転職した本人が会社のルールや規則に従い、真面目に仕事をしていれば身元保証人に連絡がいくことはありません。
ただし、身元保証書には提出義務がないため、どうしても身元保証人を頼める人がいない場合は、書類の提出を求めない企業へ転職することを考えましょう。
自分が置かれている状況に応じて柔軟に対応するようにしてください。
■お金を取り扱う仕事は特に重要
入社する上で非常に重要な役割を担っている身元保証人ですが、特にお金を取り扱う仕事に転職する場合に重視されています。
大金を扱う仕事をしている以上、その分責任は大きくなります。
万が一のトラブルに備えて、身元保証書の提出を必須としている企業は多いのです。
お金を取り扱う仕事のほかにも、秘密保持義務がある個人情報を取り扱う仕事に転職する際にも重視されています。
極秘に扱わなければいけない個人情報ですが、ニュースでは度々、「顧客名簿が流出した」と報じられています。
個人情報の漏洩は会社の信用問題に大きな影響を与えてしまうため、慎重に扱わなければいけません。
ただし、真面目に働いていたとしても会社に損害を与えてしまう可能性はあります。
その場合、必ずしも賠償責任を全うしなければいけないわけではありません。
責任を問われるのはあくまでも故意・過失による損害であるため、真面目に働いていれば身元保証人の出る幕はないと考えられます。
■身元保証人は最低期限が決まっている
転職した本人が退職するまで身元保証人でいなければいけないわけではないため、安心してください。
身元保証契約は最低期限が定められており、一般的には3年、最長でも5年とされています。
契約上、自動更新はされないため、書面に記載された契約期間が終了すれば、一切の責任を負う必要はなくなります。
たとえ、契約書類に5年以上と記載されていたとしても、法律上5年以上の契約は違反となります。
5年を超える場合は、契約更新の手続きを行いましょう。
また、企業は損害を与えられる可能性があると判断した際、身元保証人へ通知することが義務付けられています。
その時点で契約解除を希望することも可能であるため、慎重に判断するようにしましょう。
■転職時に身元保証人がいない場合の対処法3選
ここまで、身元保証人の必要性や役割についてご紹介しましたが、周りに頼める人がいない場合はどうすれば良いのでしょうか?
転職する上での課題をクリアするためには、以下の3つの対処法があります。
困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
・保証人代行会社に依頼する
家族や友人など、頼める人がいない場合は、身元保証人の役割を担ってくれるサービスである保証人代行会社に依頼してみましょう。
どうしても頼める人がいない場合の最終手段です。
ただし、代行を認めていない企業もあるため、注意しなければいけません。
保証人代行会社を利用する際は、あらかじめ転職先の企業で代行が認められているかどうか確認しておくことが重要です。
また、代行を依頼するにあたって、依頼料が発生することも念頭に置いておきましょう。
・転職エージェントを利用する
信頼度の高い転職エージェントを通じて転職することによって、身元保証人がいなくても大目に見てもらえるケースがあります。
しかし、必ずしも通用するわけではないため、慎重に進めるようにしましょう。
・人事に相談する
転職したい気持ちがあっても、家族や友人に頼める人がいない、代行会社を利用できない、転職エージェントも通用しないとなれば、一度人事に相談することをおすすめします。
やむを得ない事情があることを伝えれば、人事も理解してくれるはずです。
場合によっては、身元保証人がいなくても転職できる可能性があるため、困った時には人事に相談しましょう。
どんな企業でも、身元保証人がいないからと言って頭ごなしに不採用と判断することはありません。
身元保証人が必要であれば、早めに相談するようにしましょう。
ただし、就業規定で身元保証人を用意することが定められている場合、身元保証書の提出が必須とケースが多いです。
今回は、転職時に身元保証人がいないと不利になる可能性や対処法などについてご紹介しました。
転職をするにあたって基本的には身元保証人は必要です。
ただし、やむを得ない事情があるのであれば、今回ご紹介した対処法をぜひ実践してみてください。
ヴェルサスでは求人の提案だけでなく、転職に関する悩み相談にも応じているため、困ったことがあれば相談してください。
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