採用の合否は転職回数だけではない

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

転職の合否に関して、転職回数が大きな影響を与えていると思われがちです。

しかし実際は、転職回数だけが影響を与えているわけではありません。

今回は、転職における採用の合否を決める要素について解説していきましょう。

 

 

■在籍期間が重要視される?!

 

転職活動をしている人の履歴書や職務経歴書を採用担当者がチェックした時、在籍期間を確認します。

在籍期間を確認するのは、「採用してもすぐに辞めてしまう可能性はないか」「キャリアプランに関する見通しが甘いのではないか」といった点を見極めるためです。

採用するためには、非常にコストがかかるので、すぐに辞められてしまうのは困ると考えても仕方ありません。

 

「すぐに辞めている」と感じる期間は企業によって異なります。

3年働いていたとしても、短いと思われてしまう場合もあれば、1年以上働いていればそこまで問題視する必要はないと考えている場合もあります。

在籍期間をそこまで気にしない会社ももちろんあるので、一概に言い切れません。

退職の理由が明らかに会社側にある場合であれば、短くても問題ないとみなしてもらえる可能性があります。

そのため、退職の理由によっては在籍期間を気にしなくても良いと言えるでしょう。

 

 

■転職回数が何回であれば大丈夫?

 

年齢によって、多いとみなされる転職回数は異なります。

続いては、年代別に転職回数が何回であれば大丈夫なのかみていきましょう。

 

 

・20代の場合

 

20代の場合は、1回から2回が一般的です。

20代で3回以上転職している人はそこまで多くありません。

大学を卒業してから就職したのであれば、30歳までの期間はおよそ8年です。

その間に3回転職するということは、1つの職場は2年ほどしか勤務していないことになります。

在籍期間が2年ほどだと「うちに来てもそのくらいで辞めてしまうかも」という印象を持たれる可能性が高いです。

 

 

・30代の場合

 

30代の場合は、多くても3回ほどが平均となっています。

それ以上になると、転職ばかりしているような印象を持たれてしまう可能性があります。

やむを得ない事情で転職をしたなら仕方ありませんが、それが何度も続くとは考えにくいです。

そのため、3回以上転職をしている30代の人は採用してもらえる可能性が低くなると思っておいた方が良いでしょう。

 

 

・40代の場合

 

40代になると半数以上の人が転職を経験しています。

5回ほどの転職なら一定数の人がしていると言われています。

しかし、それ以上になると話は変わってきます。

40代で6回以上転職をしている場合は、あまり良い印象を持たれない可能性が高いです。

スキルなどがあっても、在籍期間が懸念材料となり、不採用になってしまうことも考えられます。

 

このように年代によって転職回数が多いとみなされる回数は異なります。

もしも、多い場合はそれなりの対策を考えなければいけません。

 

 

■転職回数が多い場合は理由が必要

 

転職回数が多い人は、理由をしっかり伝えられるようにしておきましょう。

最後に、どのような理由を伝えるべきなのか解説します。

 

 

・前向きな理由を伝える

 

転職の理由は、必ず聞かれると思って良いでしょう。

その時に、ネガティブな理由を伝えるのは印象を悪くする原因になってしまいます。

実際の理由は、良くないものだったかもしれませんが、良かった部分もあったはずです。

例えば、「商品の企画・開発まで携われるような仕事をしたかった」といった理由なら、スキルアップをしたいと思っているように感じられます。

さらに、これまでの仕事で培ってきたスキルや、経験が転職先でも行かせることを伝えられれば、「前向きな理由なら採用しても問題なさそうだ」と採用担当者は納得する可能性が高いです。

 

 

・一貫性のある転職だと伝える

 

転職の回数が多かったとしても、一貫性があれば問題ないとみなしてもらいやすいです。

異なる職種でも、共通する部分はどこかにあるでしょう。

その共通点を見出し、転職理由として説明すれば採用担当者も納得してくれます。

そのためには、自分自身の職歴を見つめ直し、どこかに共通点がないか考える必要があります。

傍から見ると意外な職歴を持つ人もいるでしょうが、その中の何らかの共通点を見つけられれば、あなただけのアピールポイントが生まれます。

 

 

・仕事に対する意欲を伝える

 

仕事に対して意欲があり、頑張りたいという気持ちがあるなら、それをはっきりと伝えましょう。

転職回数が多いと指摘された時、後ろめたい気持ちになってしまう人もいるでしょう。

確かにその事実を責められているように感じてしまうかもしれません。

だからと言って、取り繕うにすると相手に不安を与える結果になってしまいます。

大切なのは、仕事に対して意欲的な姿勢を見せることです。

いくつもの仕事を経験したことによって、他の人よりも多くのスキルが身に付いていると考えることもできます。

前向きに捉え、仕事に対する意欲を伝えることは重要だと覚えておいてください。

 

・前の職場に対する愚痴は言わない

 

これは当たり前だと思う人も多いでしょうが、前職の愚痴を言うのはNGです。

退職の直接的な理由が一般的に良くないと思われる内容なら、それをあえて素直に伝える必要はありません。

前の職場に対する愚痴が転職理由に盛り込まれている場合、「相手のせいにする人なんだな」と思われてしまい、あなたの人間性を信用してもらえなくなる可能性もあります。

それでは、せっかく面接を受けたとしても結果はついてこないでしょう。

退職の理由を聞かれたら答える必要がありますが、あなたの印象を下げるような言動は避けると採用してもらえる可能性も高まります。

 

 

・ネガティブな理由は言い換える

 

退職の理由がどれもネガティブな内容だった場合、ポジティブに言い換えるようにしましょう。

人間関係におけるストレスが原因だったなら、「より良い人間関係の職場で働きたいと思った」、「仕事の幅を広げたかった」といった言い換えができます。

給料など待遇が原因だったなら、「成果を重視する経営理念に共感できた」、「評価制度のある会社でスキルアップを目指したい」と言い換えられます。

 

 

転職はどちらかというとネガティブな理由で決めることが多いです。

しかし、それを素直に伝えるとうまくいかない可能性が高まります。

少しでも早く転職先を決めたいなら、ポジティブな理由を考えられる求人を探すようにしましょう。

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