こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
「ホワイト企業」という言葉を聞いたことがありますか?
ブラック企業の反対の意味で使われている言葉であり、働きやすくてクリーンなイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。
ここでは、ホワイト企業の概要に加えてブラック企業やホワイト企業の区分、詳細について解説していきます。
働きやすい職場を探している人や、ホワイト企業の定義について知りたい人はこの記事を参考にしてみてください。
■ホワイト企業って?ブラック企業との違いについて
ブラック企業という言葉が使われているのと同時に、ホワイト企業という言葉もありますが、どのような企業が該当するのでしょうか?
実は、ブラック企業やホワイト企業という言葉が使われているものの、きちんとした定義がある訳ではないようです。
極端に労働条件の悪い企業に対して、ブラック企業という言葉が用いられているのが現状となります。
その対義語となるホワイト企業は、主に以下のような特徴があります。
【ホワイト企業に該当する特徴】
・給与が高い
給与が高いと頑張って働く気持ちになりますが、給与が高いというだけではホワイト企業とは言えません。
時間通りに退社できて休日出勤などのイレギュラー対応が少なく、なおかつ給与が高いという条件が揃ってホワイト企業となります。
事業そのものが安定しているのが大きなポイントです。
・残業が少ない
日本にある企業全体の残業平均時間は25時間程度です。
残業が少なくて定時で退社できるのが生産性を高める部分です。
ホワイト企業では、残業しなくてもいいように業務の調整が行われているだけでなく、社員も残業にならないように工夫しています。
このような効率性を意識した働き方などが、ホワイト企業では構築されています。
・離職率が低め
ホワイト企業は労働環境が整っているため、離職率も低い傾向です。
さらに業態そのものも安定しているため社員の満足度も高く、働きがいにも繋がっています。
・手厚い福利厚生
福利厚生には、法定と法定外があります。
法定福利厚生には健康保険や介護保険などの保険関連が該当し、法定外福利厚生には通勤手当や社員食堂の利用などが該当します。
特に法定外福利厚生には企業によって差が生じます。
手当ての充実が働きやすさにも関わるのです。
・有休取得しやすい
有休休暇は法律で決められた権利であり、一定の条件で働いた場合は取得の権利があります。
企業は有給休暇の取得を積極的に行う必要がありますが、中には上司が取得しないと取得できない、取得を申し出たら拒否されたというケースもあります。
また仕事量の多さで取得できない場合もあるでしょう。
ホワイト企業の場合、有休の取得率も高いだけでなく、企業側から取得を促すこともあります。
・女性が働きやすい
女性は、人生の中でもライフスタイルの変化が起こりやすいです。
結婚、出産、育児という変化があっても、今までのように働きながら両立したいと考えている人もいます。
そんな中でもホワイト企業は、これらを考慮して女性にとって働きやすい環境が整っています。
労働時間の短縮や託児所の併設など、女性の働き方を応援してくれる企業は離職率も低いだけでなく、女性社員の割合も増えているのです。
・柔軟な労働環境に対応している
最近はテレワークなども普及していき、出社しなくても働ける環境が見直されています。
このような社会の情勢に合わせて対応できるのがホワイト企業の特徴です。
介護や育児で時短勤務可能、テレワークの積極的な推進など、企業が多様性を認めて対応できるかどうかがポイントです。
会社が取り入れていたとしても社内の雰囲気で認めていないのはホワイト企業ではないので注意しましょう。
このように、いくつかのポイントでホワイト企業に該当する項目を紹介してきました。
内容が徹底されているだけでなく、社内の環境も柔軟であるのがホワイト企業です。
企業は認めているものの、上司は反対の意見であるため守られていない場合はホワイト企業とは言い切れませんが、相談できるコンプライアンス部門などがあれば社員として相談できます。
■ホワイト企業を見極めるポイントは?
企業そのもので積極的に取り組んでいる内容があっても、入社してみなければホワイト企業かどうか判断できない場合もあります。
では、ホワイト企業を見極めるには、どのような部分をチェックすべきでしょうか?
・求人はどうなっているか
ホワイト企業の見極め方の1つに離職率の高さがあります。
離職率が高い=求人掲載回数も多くなってしまいます。
頻繁に求人を掲載しているということは、それだけ辞める人も多いということです。
つまり、ホワイト企業ではない可能性が考えられます。
・社員の働き方
ホワイト企業の社員は、働く環境に大きな不満を抱いていません。
そのため、生き生きと働くことができています。
ブラック企業の場合は不満や愚痴が多いだけでなく、社内の雰囲気も殺伐とした暗い感じがあるでしょう。
働いてみないと分からないこともあると思いますが、直接足を運んで確認すると安心です。
・時間外でも社内にいるかどうか
ホワイト企業は、残業時間が短くて定時で退社しやすい環境です。
一方のブラック企業は、抱えている仕事が多くて残業するのが当たり前の状態になっています。
会社を外から見た時に社内が明るくなっている場合は、時間外労働が当たり前になっているブラック企業である可能性があります。
時差出勤の可能性もありますが、残業の状態などを把握してみましょう。
・離職率や継続年数などの情報を公開しているかどうか
企業のホームページでは、離職率や継続年数などの情報を公開している所があります。
勤続年数が長くて離職率が低いとなれば、ホワイト企業である証拠であり、企業側も確認して欲しいデータです。
一方のブラック企業は、このような情報から社員の状態が予想できてしまうため、積極的に公表していません。
このような情報からホワイト企業の可能性を判断してみましょう。
ホワイト企業とブラック企業は労働環境の違いなどがあり、働きやすくてストレスの少ないホワイト企業への転職なら成功しやすいです。
上場企業や大企業ならホワイト企業という根拠はなく、中小企業であっても多くのホワイト企業が存在します。
同じ業界で働き続けたいが職場は変えたいという人には、小規模の同業界への転職がおすすめです。
ホワイト企業かどうかを見極めながら、転職活動を行ってみましょう。
自分に合った転職先を見つけたいなら、ぜひヴェルサスにご相談ください。