大企業で働くメリットとデメリット

ビル

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

就職を考えたとき、会社の規模で考えることはありませんか?大企業と中小企業、どちらがいいのか悩むことは少なくありません。

ここでは、どんな会社で働いたらいいのか迷っている人に向けて、大企業で働くことのメリットとデメリットについて解説します。

 

 

大企業で働くことのメリット

 

〇安定雇用が見込める

大企業は会社の規模が大きく事業範囲も広いので、中小企業よりは基本的に体力があります。万が一、経営が危なくなった場合でも、社会的な影響の大きさを考えて、政府が介入して経済援助をしてくれる可能性もあります。

 

〇給与水準が高め

給与や賞与、退職金などの額は、大企業のほうが中小企業よりも高めです。生涯年収は、一般的に大企業のほうが高いといわれています。

 

〇福利厚生が充実している

年金や保険、各種手当や昇給制度が完備されています。社宅や家賃補助、休暇制度も充実しており、産休・育休や有給休暇、介護休暇だけでなく、会社独自の休暇制度を設けているところも少なくありません。

 

〇人材教育制度がある

人材育成制度を整備しており、新入社員から管理職まで段階的にいろいろな研修を受けることができます。資格取得支援にも積極的で、資格手当が出たり、留学の費用を負担してもらえたりと、さまざまな制度が社内にあります。

 

〇大きな仕事ができる

投資額が大きいプロジェクトや、世界中の社員が協力するようなプロジェクト、国や自治体と組んで行う大規模事業など、世の中を変えるような仕事を経験することができます。

 

〇ネームバリューがある

全国的に知られている企業や一部上場企業の大企業などは、いわばブランドです。誰でも知っている知名度・信用力が高い会社なので、働くことにステータスを感じやすいです。

 

〇労働環境が整備されている

社員数が多いので、人事部門や総務部門がきちんと整備されています。物理的にも、快適なオフィスやおしゃれなワークスペース、社員食堂、フリードリンクの休憩室など、働きやすい環境が整っています。

 

〇メンタルヘルス制度が整っている

大企業は、社員の健康管理にも積極的です。労働安全衛生法にもとづくストレスチェック制度を整備しており、社内に相談窓口を設け、産業医やカウンセラー、保健師等を常駐させている会社が多いです。

 

〇人間関係があまり濃くない

人数が多く、オフィスや部署も多いので、配置転換で常に人が入れ替わっています。環境を変えやすいので、万が一人間関係に悩んでも、新しい環境で再スタートを切りやすいです。ただし、逆に言えば社員同士の競争も激しく、シビアな関係になりやすいともいえます。

 

 

大企業で働くことのデメリット

 

〇社風を重んじる

大企業は伝統のある会社も多く、社風を重んじる傾向が強いです。社風に合わない人はなかなか馴染めないかもしれません。

 

〇考え方が保守的

会社の歴史を重んじ、現状維持を重視するので、新しいことをすることに消極的で、保守的な考え方をする傾向が強いです。これまでの仕事のやり方にこだわり、改革が進みにくいという特徴があります。

 

〇実力主義でない

先輩後輩、上司部下という人間関係が強いのが大企業です。実力があっても、それだけで認められて昇進・昇給することは少なく、伝統的な昇進ルートがあったり、社内派閥があったりするケースも少なくありません。

 

〇社員の顔が見えにくい

大企業では同期入社の社員だけでも相当数いるので、同じ部署に配属されたり、研修などで積極的にコミュニケーションを取ったりしないと、なかなかお互い顔見知りになれません。

 

〇意思決定のスピードが遅い

会社の規模が大きいので、承認や決済に時間がかかります。いちいち会議で決を取ったり、何人もの上司からOKをもらわないと事が進められません。スピーディに動けないので、イライラする人も出てきます。

 

〇役割分担がはっきりしている

部署や部門ごとに仕事の役割分担がはっきりしています。さらに、そのなかでもチームや役職ごとに細かく役割分担されているので、部署や部門を超えた仕事がしにくい傾向があります。いま誰がどんな仕事をしているのか、上長以外はなかなか見えません。

 

〇幅広い業務を担当できない

各部署ごとに業務が専門分化しているのが、大企業の特徴です。そのため、配属先の特定の分野には非常に詳しくなれますが、いろいろな業務を経験して幅広いスキルを身につけるのは難しくなります。プロフェッショナルにはなれても、ジェネラリストにはなりにくいといえます。

 

〇社員の声が届きにくい

社員数が多いので、一人ひとりの社員が声を上げても上層部にはなかなか伝わりません。現場の声を活かした改革が進みにくいので、古い体質が残りやすくなります。

 

 

大企業で働くのに向いているのはこんな人

 

〇安定や安心感を求める人

大企業は中小企業よりは倒産などのリスクは一般的に小さいといえます。ですから、安定した会社で長く働きたいという人に向いています。ただし、終身雇用は大企業でもなくなりつつあるので注意が必要です。

 

〇給与などの待遇面を重視する人

給与面では大企業は恵まれているので、若いうちから高い給与が欲しい人は、大企業のほうが希望が叶いやすいでしょう。福利厚生も充実しているので、社内の制度を利用してスキルアップやキャリアップを目指したい人も大企業がおすすめです。

 

〇知名度が高い会社で働きたい人

勤め先にブランド力を求めるなら、誰もが知っているような大企業がよいでしょう。住宅ローンやカード審査などで、大企業に勤務していることが有利に働くこともあります。

 

〇大企業の経験を活かしたい人

大企業でなければ経験できないチームプロジェクトも多いので、そういった経験を活かして自分のキャリアパスを構築した人に向いています。転職の際に、大企業での経験が高く買われることもあります。

 

 

大企業ならではのメリットを生かして働こう

 

大企業には大企業ならではのメリットがあります。

ただし、大企業にもいろいろな会社があり、ここに挙げたことがすべて当てはまるとは限りません。どんな企業にもいいところと悪いところがありますから、この記事を参考にしながら、自分に合った会社を選びましょう。

またヴェルサスでも大企業の採用情報を扱っている場合がありますので、気になる方はお問合せください!