パートの社会保険加入の条件とは

社会保険

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

今回はパートの社会保険加入の条件を紹介していきます。社会保険と一口で言いますが、社会保険は健康保険・厚生年金保険を指します。

 

自分で負担をすれば、二つで軽く2万円を超えてしまい、かなり負担となりますよね…。

そこで、今回はパートが社会保険に加入する条件を知り、お得になるにはどうすればいいのかも併せてお話していきます。

 

 

パートも社会保険(健康保険・厚生年金保険)の加入対象にはなっている

 

一定の条件下で働く人に対しては、社会保険に入る義務が生まれます。

逆に言うと、企業側がちゃんと入れて、従業員を守ってあげましょうということなんですね。

ですが、入ってしまうと逆に損をするパターンもあるので、安易に入れた=良い事とはなりません。

 

そして、びっくりすることに、現在国民健康保険と国民年金に加入している人や、家族の被扶養者になっている人も、条件を満たしていると、健康保険(協会けんぽ等)や厚生年金保険の加入対象となってしまうのです。

これは逆に、扶養から外れて社会保険に入りたいと思っている人にとってはチャンスだと言えるでしょう。

自分がどんな働き方をしていて、条件を満たしているのかを、パートの場合は確認することが必要です。

 

 

パートが社会保険に入らなければいけない条件は

 

では、その条件について見ていきましょう。

パートが社会保険に入らなければいけない条件は、以下の通りです。

 

 

〇勤務時間及び日数が、正社員の4分の3以上であること

まず第一条件に、労働時間が挙げられます。

その企業で働く正社員の勤務時間と勤務日数の4分の3を満たしていることが、時間面での条件になります。

なかなか残業などもあるので、正社員の正確な勤務時間を把握しきれていない人も多いでしょうから、その職場の事務の人などに、正確な勤務時間はどれくらいなのか聞くのも良いでしょう。

そして、どうしても扶養を外れたい、社会保険に入りたい旨を上司に伝えて、勤務時間の調整を相談するのもありだと思います。会社側からすれば、特に結婚した女性は扶養から外れていいものか、自分から仮定の話に踏み込むのは…と遠慮している人もいるので、なるべくなら自分から切り出しましょう。

 

 

〇週20時間以上の勤務、年収106万円以上など5つの条件を満たしていること

 

■5つの条件

1.週の所定労働時間が20時間以上であること

2.賃金月額が月8.8万円以上(年約106万円以上)であること

3.1年以上の使用されることが見込まれること

4.従業員501名以上(厚生年金の被保険者数)の勤務先で働いていること

5.学生でないこと(※夜間や定時制など、学生でも加入できる場合もある)

 

 

この5つの条件を満たしていることが条件なのですが、更に範囲が2016年から広がり、上記で紹介した条件とこの5つの条件になりました。

条件を見てみると、なかなかハードルも下がってきているので、どうしても事情があって扶養から抜け出したい人や、生活が苦しく、社会保険に入らせてほしいという人は、是非とも会社側に掛け合ってみてくださいね。

 

 

社会保険に入ることでどんなメリットがあるの?

 

では、次に社会保険に入ることでどんなメリットが生まれるのかを紹介していきます。

 

 

〇負担額の減少

これは何よりも嬉しいメリットですよね。

自分で毎月国民年金・健康保険を払うよりも、支払い額は安くなります。半分は会社側が持ってくれるので、大体の場合は自分で払っている額よりも社会保険に加入した方が安くなるのです。

 

〇老後に貰える年金の額が増える

年金制度が継続していれば、厚生年金も上乗せで貰えるようになるので、貰える基礎年金にプラスで金額が加算されます。老後はやはり不安であるためにお金を貯めておくことが大切ですが、こうして公的にも貰える額を増やしておくのも大切なことです。

 

〇手厚い福利厚生を受けることができる

怪我や病気によって3日以上休む際に、給料の支払いを受けられないなどの条件を満たしておけば、パートであっても傷病手当が貰えるのです。出産手当、出産育児一時金も同様です。

 

〇自活の道が見えてくる

最近では3人に1人の割合で離婚が進んでいます。しかし、やはり離婚はなかなか決断のいることですし、子どもが居れば尚更です。

ですが、まずは自立の第一歩として、扶養を外れることから始める人が増えています。まずは扶養を外れたことで、自分に自信を持って自活をしていくのですね。

 

 

デメリットも勿論ある

 

デメリットもあるにはありますから、まずは一応把握しておいてください。

 

 

〇手取り額の減少

勿論引かれものが多くなるので、手取り額は減ってしまいます。

住民税などに加えて、もしも交通費の出ない所であれば、引かれものは増える一方です。しかし、人間関係が良好な職場などは、なかなか変える気になれませんよね。

 

 

抜け道はあるので、自分にとって良い方を選ぼう!

 

年収が約106万円以上になったとしても、従業員数が500人以下の会社で働いているのであれば加入の対象にはなりませんし、残業代は加算されないので、8万8000円にならなければセーフです。

自分がどんな場所で働いているのか、どの条件を満たせばお得になるのかを計算した上で会社側に相談するのが良いかもしれませんね。

 

 

保険のことについても相談に乗るのがヴェルサス

 

ヴェルサスでは、派遣としてお仕事を紹介します。

それぞれの事情に合わせて、仕事を紹介するので一度登録してみてくださいね。

 

 

社会保険加入はそれぞれの人で良い・悪いが違う

 

社会保険はそれぞれの入った条件によって、全然良い・悪いが変わってしまいます。

自分の職場での給与を計算した上で、自分が月々に払っている保険料を確認して、それぞれの引かれものがあったとしても支払う額が少なくなるのであれば、社会保険への加入をオススメします。

半分払って貰えるので、必ずお得になるというわけではないのをしっかり把握しておいて欲しいところですね。

 

逆に、入った方が良いからと思って仕事の時間を増やす人などもいるので、会社側に自分で意思表示をして、勤務時間の調整などを相談しましょう。

ヴェルサスでもその人の希望に合った職場を紹介しますよ。