2024年3月 メンタルヘルスの理解を広げ、心と体の健康づくり

今月の目標は、身体と同様に心の健康も重要と考え昨年より取り組んでいる「メンタルヘルス」です。

メンタルヘルスとは直訳すると「心の健康」です。精神的、心理的健康状態を意味します。加えて精神的、心理的な健康の回復、維持や増進とそれらにまつわる状況を指すことが多いです。心の健康状態は自分で気づけないケースが多くあります。原因や対策を考え、自らの心の健康状態を今一度見直しましょう。
 

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メンタルヘルスが悪化してくると心身の不調から様々な変化が起こるようになります。下記に記載する変化はメンタルヘルスが悪化しているサインだと考えられるため早めに対策を講じるようにしましょう。
 

① 遅刻、早退など出退勤の変化
メンタルヘルスの悪化で最も多いのは遅刻や早退が増えることです。朝起きれなくなったり、仕事に行きたくないと感じるようになるからです。離席が増えたり無断欠勤も要注意です。
② パフォーマンスや生産性の変化
仕事に対するモチベーションが低下し気力が失われている証拠です。また、過度なストレスや不安から集中力が保てなくなったり思考力や決断力が低下したりします。そうするとミスが増えたり、仕事のスピードが遅くなったりパフォーマンスが低下します。
③ 行動や身だしなみの変化
自己管理ができなくなり、髪型や服装などの身だしなみが乱れるのはよく見られる傾向です。過度な不安やストレスから自分のことで精一杯になってしまい、周囲の人と挨拶をしなくなったりコミュニケーションを避けたりすることもあります。
④ 体調の変化
食事や睡眠のリズムが乱れがちになります。食事や睡眠をきちんととれなくなったり、疲労感やだるさが増すほか、不眠や睡眠障害に陥ることもあります。

 

こうした不調を防ぐまたは早期発見のためには、自分自身でメンタルヘルスのケアをすることと、周りの人たちからのケアが重要になってきます。
 

・自分自身で物事のとらえ方を変え、ストレスを軽減する
・職場の仲間との会話を増やし、様々なことを相談する習慣をつける
・管理者は部下の不調をすぐに感じ取れる工夫を講じ、適切に処理する

 

ストレスや悩みはゼロにできません。軽減や早期発見に努めていきましょう。