2023年3月 メンタルヘルスで心と体の健康つくり

今月は『メンタルヘルスへの取り組み』です。
初めてのテーマですが、身体と同様に心の健康も重要だからです。心と身体が健康で初めて業務に集中でき、『安全と能率』を確保できる大切な項目です。

   

メンタルヘルスとは?

メンタルヘルスとは『精神的・心理的な健康状態、かつ精神的・心理的な健康の回復と増進、そしてそれにまつわる状況』のことを言います。
精神的・心理的健康を害すると業務遂行の不具合・災害へと繋がり、最悪自殺へと繋がりかねません。


①症状として
ストレス・悩みから最後は、うつ病・パニック障害となる
→ 物事に集中出来なくなり、決断力が鈍ってくる

※傾向として、以下の症状が見られます。
遅刻欠勤⇒作業効率低下・作業ミス⇒災害⇒長期療養⇒休職


②要因として
働く(職場環境・人間関係・仕事)への不安や悩みと組織風土の変化
→ 上記の問題が解決しない状態での長時間労働による心身の過度な疲れ


③対応

『自らがストレス、悩み等健康か否かを気づく』
できれば毎日自分の感情や思いを記録し、後日読み返し対応を考える
→自分のみで解決できないときは信頼できる人に相談する
→話し合いの場では必ず「私はこう思う」と自分の意見を述べる(対人関係は大変重要です!!)
→話合いでは譲歩案を出し、協力する
『管理者は部下の仕事の「量」「質」とストレスの有無を
日常の会話を積極的に行い把握し、部下との会話で解決する』
→部下も進んで相談する姿勢が重要
『抵抗なく相談できる相談室を設置する』
※内部設置と会社外設置があります。
【内部設置】
プライバシーの秘密厳守を基本に、職場内に専門スタッフを配置した部屋を用意する
(日頃より相談しやすい雰囲気作りが大切)
【会社外設置】プライバシーが確保し易く、従業員は相談しやすいメリットがある
(地域産業保健センター等)
『ストレスチェック制度』の活用
この制度は、労働安全衛生法で従業員50人以上の事業場で実施を義務化されています。
* ストレスに関する質問票を全従業員へ配布し、記入後ストレスの高い従業員は産業医による面接を行う
* 産業医は面接結果・就業上の措置の要否・内容を企業へ報告し、対応を要請する

★悩み・ストレスは一人で抱え込まず、周囲の人へ話しましょう。(なんでも話し合える風土づくり)

令和4年度最後の月です。
今年1年間の安全衛生活動を『個人』『事業所』単位で総括お願いします。