はさまれ・巻き込まれ災害の防止

中央労働災害防止協会発行の書籍、豊島富三郎氏著「なくそう!はさまれ・巻き込まれ」)によれば、はさまれ・巻き込まれ事故の発生率は非常に多く、さらに4人に1人は障害者になるような重大な災害となる事故となるのが特徴です。

 

・ 災害発生率トップ 製造業の死傷者数の1/3

・ 重症発生率トップ 災害が発生すると4人に1人は障害者になる

 

また、はさまれ・巻き込まれ事故を含む、機械による災害の約8割は構造規格やJIS規格などで定められたルールに基づく安全ガードやロックなどの保護対策を講じていれば発生しなかったという報告もあります。

 

動いていない機械に接触して、はさまれ・巻き込まれ事故になることは有りません。動いている機械に人が接触しない方法、機械に人が接触しそうな時には機械が停止するようにするための工夫が、安全ガードやロック機能です。

 

あなたの職場に危険個所は有りませんか? 確認してみましょう。

 

・ 危険な部分には、安全ガード(覆い、蓋、囲いなど)、安全装置などは有りますか?

・ 機械の清掃、異物を取り除く時、調整時などでは、必ず機械を停止させていますか?

・ フォークリフトや重機作業などでは、接触する危険のおそれがある場所へ立入を禁止されていますか?