50代以上の転職は99%が失敗する?!

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

転職は年齢を重ねるごとに難しくなっているため、50代以上で失敗を経験している人も少なくありません。

しかし、管理職や役員などの立場においては優秀な人材のニーズも高く、50代で転職に成功したという事例もあります。

では、失敗してしまう人にはどのような原因があるのでしょうか?

今回は、50代以上の転職事情についてご紹介します。

 

 

 

■中小企業に転職すれば通用するという勘違い

 

以前勤めていた会社でそれなりの役職を得たという場合、中小企業であれば自分が持っているノウハウを活かせるのではないかと思っている人がいますが、それは大きな勘違いです。

大企業で働いていた転職希望者は、異動が多く現場経験が十分だとは言えません。

大企業の社員は、計画立案や工程管理、社内報告が業務のメインとなっており、その他の作業はほとんどの場合、派遣社員や外注先などの外部の人間が行っています。

しかし、中小企業は営業や資料づくり、アポイント、部下の教育など、一人でこなさなければいけない仕事が山ほどあります。

より多くの業務に携わる中小企業の社員は、仕事を経て経験やスキル、ノウハウも自然と身に付くのです。

大企業でマネジメント職を積み、それなりの役職を得たからと言って中小企業で活躍できるとは限りません。

高度成長期の頃であれば、経営やマネジメント業務が未熟な企業が数多く存在していたため、大きなプロジェクトを遂行するノウハウを持つ大企業は、中小企業にはない強みを持っていました。

しかし、時代は変わり大企業でなくても経営やマネジメントのノウハウを積み上げられるようになったため、いつまでも勘違いしていると痛い目を見ます。

 

 

 

■残念な大企業出身者の特徴とは

 

転職してきた50代の大企業出身者の中には、「使えない」と言われる人も多くいます。

職場で敬遠されてしまう原因は、ビジネスの最前線から離れたところで仕事をしてきた人がたくさんいます。

ここでは、残念な大企業出身者に共通する特徴についてご紹介します。

 

 

・基本的な作業もロクにできない

 

会社に勤めているのであれば、取引先や顧客など様々なところから電話がかかってくるため、電話対応はできて当たり前です。

しかし、自分で電話を取らないような役職に就いていた人は、電話対応もロクにできません。

例えば、相手に電話をかける際は、まず自分が何者なのか名乗ることが必要最低限のマナーです。

基本的なマナーも身についていない場合、周囲にはすぐに「今までやってこなかったんだな」とバレてしまいます。

ビジネスの現場から離れた場所でしか仕事をしていないと分かると、戦力外だと判断される可能性もあるので注意しなければいけません。

 

 

・環境に順応できない

 

大企業と中小企業では様々な違いがあるため、環境に順応できないという特徴を持っています。

もちろん社員数も少なく、一人でこなさなければいけない仕事が多いので、臨機応変に対応しなければいけません。

いつまでも大企業で働いているような気分でいるのは危ないです。

その場に応じたやり方で自分の仕事をこなすことが大切です。

 

 

・マニュアルがないと動けない

 

大企業では多くの人々が業務を遂行するために、マニュアルが用意されており、長年そのスタイルで働いてきた人は、マニュアル通り動くことが当たり前になっています。

新しい環境で働くのであれば、「慣れ」を当たり前だと思ってはいけません。

しかし、中小企業はマニュアルやルールが整備されていない部分も数多く存在するため、自らの頭で考えて行動しなければいけない場面もたくさんあります。

敷かれたレールの上しか歩けないような人間は、中小企業にとって必要のない人材です。

 

 

・横の関係が築けない

 

上下関係でしか物事を見ることができない人は、中小企業での活躍は難しいです。

大企業出身の中年層は、社内では上司と部下、社外では発注者と業者という関係性でしか考えることができず、横の関係を築けない人がいます。

最近では、ベンチャー企業やスタートアップが増加しており、転職先としても人気です。

しかし、ベンチャー企業やスタートアップは、基本的に横の関係で動いているため、これまで上下の関係しか築いてこなかった人は成果を出すのが難しくなります。

 

 

 

■給料は3分の1でもノウハウが活かせる職場を見つける

 

これまでに経験したことのない職種であっても、自分が培ってきたノウハウが活かせる場合があります。

転職に失敗しないようにするためには、一度キャリアの棚卸を行いましょう。

50代の転職希望者を受け入れる企業は、基本的に即戦力となる人材を求めています。

その業界で経験がなかったとしても、自分の能力を掘り下げることによって、異業界で横展開することは可能です。

選択肢を広げれば、これまで携わったことのない異なるフィールドから声がかかることもあります。

若年層にはない長年積み上げてきた経験やスキルを武器にして、自分の強みを活かしてあげることが最も重要なことです。

自らの可能性を潰すことのないよう、キャリアの棚卸を行い、スキルや経験などの整理をしてください。

50代で転職を考えている人は、給与が3分の1になったとしても、ノウハウを活かせる職場を探すことが重要です。

中年層の転職は年収が低くなってしまうリスクが常に伴っているため、意識しすぎていると企業とのミスマッチが生じる恐れがあります。

高望みせず、3分の1になってでもノウハウを活かして働くことを優先していれば、失敗することはありません。

 

 

 

■50代以上の転職で失敗しないために

 

大きな会社で働いてきた経験があるからと言って、小さな会社を回せるとは限りません。

実際、若年層と比べると50代以上での転職は厳しい状況となっています。

しかし、必ずしも失敗するとは限りません。

大企業とは違うことを念頭に置き、新たな環境にいち早く馴染むためには、収入ダウンを意識せず自分の持っているノウハウを活かすことが重要です。

ヴェルサスでは50代以上の転職をサポートするために、様々な業種の求人を用意しています。

中年層での転職に不安を抱えている人は、ぜひお気軽にご相談ください。